そんな中で,小さいながらもきちんとデコレーションされたブースを構え,デモを公開していたのがオーストラリアのFuzzyeyesだ。実は昨年のTGS 2007レポートでも取り上げており,今回展示されていた作品も同じ「Edge of Twilight」1本のみだったのだが,より詳細な情報を得たので紹介しよう。
Edge of Twilightは,PC,Xbox 360,PLAYSTATION 3,Wiiのマルチプラットフォームで展開される予定の,三人称視点アクションアドベンチャー。リリースは2009年夏が予定されており,欧米でのパブリッシングはSouthPeak Gamesが行うが,日本は未定。しかしながら昨年に引き続いてのTGS出展,さらにティザーサイトには他国に先駆けて日本語バージョンが用意されるなど,日本における展開を強く意識しているようだ。
また,Fuzzyeyes 代表取締役社長のソンニィ・ルウ氏によれば,重厚かつ複雑なストーリー展開も大きな売りであるとのこと。Edge of Twilightには,スチームパンクの雰囲気を持つ産業化された世界と,闇の世界が存在する。それぞれが本作の昼と夜を象徴しており,住人達は互いの世界を行き来することはできないのだが,プレイヤーには両世界を闊歩できる能力が与えられている。その半面,さまざまなジレンマに悩まされることとなり,単純な善悪で片付けられない多数の事象に直面していく。