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[E3 2008#46]現代モノFPS「Legendary」は,巨大モンスターとの戦いが魅力
ただ,パンドラの箱に触れたときに付けられた刻印によって,主人公は倒したクリーチャーの生気を吸収してヘルスを回復するという魔力が宿り,自分が種を撒いた大災害の始末をするために,これらのクリーチャー達に戦いを挑むのである。
Legendaryは,FPSファンなら聞き覚えのあるだろうSpark Limitedによる新作で,Unreal Engine 3をライセンスして制作されている。とにかくモンスター達が巨大で,地底から地面を割ってミノタウロスが出現してきたり,ビルの谷間を飛び回りながらグリフォンが飛びかかってきたりする。ゴーレムは,廃車やダンプカーなどのジャンクで構成されており,何十mはあろうかという高さでプレイヤーを圧倒する。モンスターにこれほどの“大きさ”を筆者が感じたのは,「Painkiller」以来だろうか。
Legendaryで最も魅力的なのは,モンスターのAIに間違いない。ワーウルフが壁を飛び跳ねるようにしてプレイヤーの視覚の外から攻撃してきたり,ドレイクがプレイヤーに向かってビルの破片や車を投げつけたりするのである。ゲーム性も,最近のFPSでよく見る,ホラーを強調したりスクリプトシーンをふんだんに使ったりといった演出よりは,上下左右にも目を配って迫ってくる敵を撃ちまくる感覚が目立つ。
ストーリーでは,これら神話上の生物をコントロールしようというThe Black OrderとCouncil of 98という二つの組織が登場し,ゲーム中でも,これらの組織同士もしくはクリーチャーが戦っているシーンに出くわすことがある。
プレイヤーは,このCouncil of 98に加担することになり,ほとんどのシーンで小部隊とともに活動する。小部隊の兵士達は,プレイヤーを助けてくれる大切な仲間であるが,同時に残虐なクリーチャーが登場したさいには,それらの餌食となって,プレイヤーをちょっと楽しませてくれたりもするわけだ。これらの兵士達は,マップのところどころで補充されるようだった。
Legendaryは,2008年9月に発売が予定されており,ほかのGamecock Media GroupのPCタイトル同様,Steamでも購入できる予定だ。まだ,マルチプレイモードなど非公開の部分も多く,今後の情報にも期待したい。
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