お気に入りタイトル/ワード

タイトル/ワード名(記事数)

最近記事を読んだタイトル/ワード

タイトル/ワード名(記事数)

LINEで4Gamerアカウントを登録
男色ディーノのゲイムヒヒョー ゼロ:第431回「生きる意志こそがHow to Survive」
特集記事一覧
注目のレビュー
注目のムービー

メディアパートナー

印刷2017/05/25 11:00

連載

男色ディーノのゲイムヒヒョー ゼロ:第431回「生きる意志こそがHow to Survive」

画像集 No.001のサムネイル画像 / 男色ディーノのゲイムヒヒョー ゼロ:第431回「生きる意志こそがHow to Survive」

著者近影
画像集 No.002のサムネイル画像 / 男色ディーノのゲイムヒヒョー ゼロ:第431回「生きる意志こそがHow to Survive」
 人生の楽しみって何でしょうね?
 おいしいものを食べたときには幸せを感じるし,すごく笑ったときには生きていて良かったなって思う。ほかにもいっぱいあるわよね。

 で,ですよ。そのいっぱいある人生の楽しみの一つに,“成長を感じられること”があるわけですよ。スポーツにせよ何にせよ,できなかったことが少しずつでもできるようになる。これが楽しさにつながっているのね。
 自分が行うものではないもの,例えば観戦だったり観劇だったりが趣味の場合もそう。内容そのものももちろん重要なんだけど,役者さんがうまくなった! だったり,お客さんが増えた! だったり,会場が大きくなった! だったり。こういう風に成長を感じさせるものを目の当たりにしたとき,楽しいと感じる場合があるわよね。
 今これを読んでいる皆さんがご存じかどうか分からないけど,私ことゲイレスラーの男色ディーノは,実はゲイムが好きなんですね。その理由ってのが,ゲイムは成長を感じやすいって部分が大きいわけで。もちろんそれだけじゃないんだけどね。シンプルに,ゲイムをプレイしている時間が楽しい。だけど,もう少し深堀りして考えると,成長を感じやすいから楽しい。だから,プレイするたびに強くなったり,いいアイテムを手に入れたりするハックアンドスラッシュ系のゲイムが楽しくてしょうがない。

画像集 No.003のサムネイル画像 / 男色ディーノのゲイムヒヒョー ゼロ:第431回「生きる意志こそがHow to Survive」
 てなわけで,今週は「How to Survive:ゾンビアイランド2」をご紹介。これ,もともとはPC用のゲイムだったんだけど,1か月前の4月25日にPlayStation 4版でも遊べるようになったのね。ダウンロード専用タイトルで2000円(税別)。これがね,非常に面白い。
 どこが面白いかというと,冒頭で言ったような成長を感じやすい点でしょうね。正直,ゲイムで描かれている世界の設定はよく分かっていないんだけど,要はゾンビが住むエリアで生き残るっていうゲイムなの。手に入るアイテムや素材を加工して,新たなアイテムや施設を作る。で,クエストを進めていく。
 このゲイムの何がいいって,死んでもちょっとしたペナルティがあるだけで,さほどの痛手にはならないことね。死上等。サバイバルゲイムとしての矛盾は感じなくもないけど,でも面白いからまるでOK。大切なのは面白いことだからね。プレイするたびにちょっとずつ強くなるのが分かる。だから,面白い。

画像集 No.004のサムネイル画像 / 男色ディーノのゲイムヒヒョー ゼロ:第431回「生きる意志こそがHow to Survive」 画像集 No.005のサムネイル画像 / 男色ディーノのゲイムヒヒョー ゼロ:第431回「生きる意志こそがHow to Survive」
画像集 No.006のサムネイル画像 / 男色ディーノのゲイムヒヒョー ゼロ:第431回「生きる意志こそがHow to Survive」 画像集 No.007のサムネイル画像 / 男色ディーノのゲイムヒヒョー ゼロ:第431回「生きる意志こそがHow to Survive」

 ゾンビを残虐に殺していく世界観はクレイジーだけど,ゲイムとしては繊細なところもいいわ。探索している感じはあるし,死んでもいいとはいえ適度な緊張感もあるし,それでいて難しくはない。言ってしまえば結局は同じことの繰り返しなんだけど,成長が見えやすいから作業が苦にならない。で,行動範囲がだんだん広くなる。こういうゲイム的なサイクルが非常に楽しいわよね。
 私は,ゲイムって現実逃避だと思っているのね。なぜなら,現実の世界って自分の成長が実感しにくいから。いいこともあれば,悪いこともある。成長していないなって思うことだってある。でも,ゲイムだと分かりやすく成長が見えるのね。だってそう作られているわけだから。人間のレベルなんて,本来は可視化できないけど,ゲイムだと数値で表示される。
 あと,現実世界の成長って一定じゃないのよね。はぐれメタルを2回倒したとしても,同じように成長できるとは限らないのよ。そればかりか,はぐれメタルの倒し方を覚えることによって,経験値の数値以上に一気に成長する可能性だってある。バラバラなのよねー。人によって違うしね。もっと言うと,向き不向きもある。
 だから分かりづらい。次のレベルに達するまで,あとどれくらい頑張ればいいかも分からない。でも,たいていのゲイムはそれらも全部可視化されている。だから面白いし,頑張りがいがある。どれだけ頑張ればいいか見えない,本当に成長しているかも分からない。そんな現実に比べて,なんとゲイムの分かりやすいことか。

画像集 No.008のサムネイル画像 / 男色ディーノのゲイムヒヒョー ゼロ:第431回「生きる意志こそがHow to Survive」 画像集 No.009のサムネイル画像 / 男色ディーノのゲイムヒヒョー ゼロ:第431回「生きる意志こそがHow to Survive」
画像集 No.010のサムネイル画像 / 男色ディーノのゲイムヒヒョー ゼロ:第431回「生きる意志こそがHow to Survive」 画像集 No.011のサムネイル画像 / 男色ディーノのゲイムヒヒョー ゼロ:第431回「生きる意志こそがHow to Survive」

 ただね,ちょっとだけフォローしておくと。確かに人間の成長なんて見えないわ。でも,私はこう思うの。生きているだけで成長しているんだって。文字どおり,今まで経験してきたことすべてが経験値なのよ。だから,成長しているかどうかなんかで悩むな。大切なのは,成長したいかどうかの君の意志であり,経験することなんだから。
 経験してしまえば,それは成長。失敗も,他人に迷惑をかけたことに対して反省すべきであって,その経験が自分の成長にはなってるから,自分の能力的なもんは気にしちゃダメよ。次はどうすればいいかを考える。生きてさえいれば,そうすりゃなんとかなるよ。
 ……と,なぜか説教してみる。40歳になったからな。折り返しの年齢になると,生きていることの大切さを感じてしまうわけですよ。生きようとする人のなんと尊いことか。この先,生と死について,より考える機会が多くなるんでしょうね。でも,きっと答えは出ない。だから生きる。

 結局のところ,生きる意志こそがHow to Survive,生き残る方法なんだと思うわ。と,紹介したゲイムと絡めてキレイにまとめたところで今週はそんな感じで。いや,実際にすごく面白いから環境が整ってる人はプレイしてみてね。ではまた来週まで,お互い生き残りましょう。ではではー。

今週のハマりゲイム
PlayStation 4:「How to Survive:ゾンビアイランド2
PlayStation Vita:「追放選挙
Nintendo Switch:「ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド
ニンテンドー3DS:「ファイアーエムブレム Echoes もうひとりの英雄王
iOS:「実況パワフルサッカー

■■男色ディーノ(プロレスラー)■■
ディーノ選手が所属するDDTプロレスは,今週末の5月28日(日)に東京・後楽園ホール大会「Audience2017」を開催します。ディーノ選手は石井慧介選手&ロイズ・アイザックス選手とのタッグで,大石真翔選手&勝俣瞬馬選手&MAO選手の持つ,KO-D6人タッグのベルトに挑戦予定。「あいつらの骨という骨を折ってやるわ。そういえば,日本には“骨折り損のくたびれもうけ”という言葉があってね……」とのことです。何を示唆しているのかは分かりませんでした。
  • 関連タイトル:

    How to Survive:ゾンビアイランド2

  • 関連タイトル:

    How to Survive 2

  • この記事のURL:
4Gamer.net最新情報
プラットフォーム別新着記事
総合新着記事
企画記事
スペシャルコンテンツ
注目記事ランキング
集計:11月30日〜12月01日