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男色ディーノのゲイムヒヒョー ゼロ:第410回「男色ゲイム大賞2016<前編>」
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印刷2016/12/15 20:13

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男色ディーノのゲイムヒヒョー ゼロ:第410回「男色ゲイム大賞2016<前編>」

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著者近影
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 年末ですねえ。年末です。っていうことは,賞レースの季節です。
 私,ここ数年は毎年言っているわけですがね,賞レースって何なんだろうね? って話なんですよ。そして飽きもせず今年も言うけど,賞っていうのはそれ自体が目的じゃないからね。少なくとも私は,だけど。
 賞を獲るためにプロレスをヤってるわけじゃないし,タイツを脱いでいるわけでもない。見ている人に楽しんでもらえれば,人生の中で少しでもニヤッとしてもらえれば,それでいいのですよ。
 極端な話,楽しんでもらえるのなら私の存在を認識してもらわなくったっていい。ただ,存在を認識してもらえることで楽しんでもらえる要素もあるにはあるんで,それはそれで難しいことだけど。
 例えば,「あいつ,とうとうヤりやがった!」っていう面白みってあるじゃない。それって,キャラクターが広く認識されているうえで成り立つ面白さだからね。そういう意味では,知名度があるというものはそれだけでもうキャラクターだし,素晴らしいことではあるわ。
 有名なら有名なりの面白がらせ方があるし,無名なら無名なりの手法もある。だから,賞を獲ったら獲ったで,それから商売だったり以降の作品だったりに反映させればそれでいいのかな,と。あくまで作り手視点の意見ではあるけども。

 ちょっと話はそれたけども,賞は目的じゃないよってことが言いたいわけですね。もちろん,ひがみですよ。私は本業であるプロレスではきっと賞を獲れないからね。
 もし獲れるとしたら,別の業界で圧倒的な実績を残したとき。本業で頑張った実績として賞が与えられるんじゃなく,本業に影響が出るほどの実績を残したら,そのときに初めて与えられるかもしれないぐらいなの。ま,それはそれで望むところだけどね。結果的にプロレスの賞を獲れるように,まずはこの連載から頑張りますわい。と言いつつ,プロレスだけでも何かしらの賞をいただけるんであれば,それはそれで遠慮はしませんけれども。
 ま,賞なんてその程度ってことですよ。みんなに喜んでもらう以上の賞なんてこの世にはないし,私にとってのプライドはそこに尽きる。これは完全に好感度を上げようとして書くんだけども,私からしてみれば,これを読んでいるいわゆる“普通に働いている人”にこそ賞を差し上げたいわよね。
 普通に働いている人がどれだけ尊いか。私のように特殊な職業の人は,特殊だから注目を浴びられるの。少なからず,良いも悪いも評価していただけるのよ。だけど世の中の多くの人は,誰からも評価されずに,それでも黙々と社会を回している。そういう人達に対し,私は本当に心から敬意を表すわ。上から目線ぽく見えたら申し訳ないんだけど,これマジで。
 私はいわゆる普通には働けない。そういうコンプレックスを常に持っているのよね。だから,せめて自分が持っている特殊なもので,社会に貢献することしかできない。
 “普通に働いている人”からは私の境遇は羨ましく思われることもあるんだけど,私からしてみればあまり社会を回せてなくて申し訳ない気持ちでいっぱいよね。なので,私にできること――せめて普段見ることのできないものを見せたり人生を切り売りすること――で帳尻を合わせているってわけ。ウチの芝生は青くなくて赤だけど,こっちはこっちで青い芝生が羨ましいってやつ。そんなことわざないけどな。

 そんな感じで今週は一年を振り返って私なりの賞を発表しようかと。しかも2週にわたって。だって,まだ「龍が如く6 命の詩。」が終わってないからね。もっと言うと「ペルソナ5」PlayStation 4 / PlayStation 3)も終わっていないし。来週には「桃太郎電鉄2017 たちあがれ日本!!」も出るし。だから,まだ今年のゲイムを締めくくるわけにはいかないのよ。2016年は終わっちゃいない。なので振り返らない。半分しか。フフフフ。このロジックで,今週は半分だけ振り返ります。

 それでは「男色ゲイム大賞2016<前編>」を発表していきましょう。
 まずは「男色ニューカマー賞」
 いつも思うけど,男色なんだかニュー(ハーフ)なんだかカマなんだかハッキリしろってね。えー,こちらは文句なく「ポケモン」でしょうね。「Pokémon GO」iOS / Android)と「ポケットモンスター サンムーン」を含めて。どちらも私にポケモンの何たるかを教えてくれたというか,興味を持たせてくれたタイトルだから。
 男色ゲイム年表の2016年にはきっと「男色,この期に及んでポケモンシリーズ本格デビュー」と綴られることになるでしょう。でも,今まで知らなかったポケモンの世界を知ることができて良かったと思っているわよ。ライター的にも「進化する」ことの別の言い方として「ユンゲる」(ケーシィがユンゲラーになるかのように進化する)ってボキャブラリーが増えたもん。使い所が難しいってのはさて置き。
 でも,いろいろと知らなかったことに手を出すのも悪くないなと思えたのはポケモンのおかげです。ありがとう。私,ユンゲりました。

「Pokémon GO」
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「ポケットモンスター サン・ムーン」
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 お次は「男色的ナイスシリーズ賞」
 「妖怪ウォッチ3 スシ/テンプラ」と「三國志13」PC / PlayStation 4 / PlayStation 3 / Xbox One)。
 もはや国民的ゲイムとも言える「妖怪ウォッチ」シリーズだけど,最新作もやっぱり面白かったわ。「妖怪ウォッチ3 スキヤキ」も発売されたんだけど,それはまだ遊べていないので評価対象外。でも,それ抜きでも面白い。期待されつつちゃんと面白いってすごいことよ。

「妖怪ウォッチ3 スシ/テンプラ」
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 きっと追加要素のあるスキヤキも面白いんでしょうなあ。まだプレイしていないって人は,取り急ぎスキヤキでいかがでしょうか。冬の発売だからスキヤキにしたのかという点は謎。そうだったらステキだけどね。
 そしてもう一つは「三國志」シリーズの最新作ね。私は好き。武将プレイと言いつつ,結局天下を統一する目的のゲイムだから,君主プレイに収束しがちな点はあるけども。でも,武将の人生という点にフォーカスした遊びは,新たな可能性を感じさせてくれたと私は思っている。
 残念ながらパワーアップキットの発売は延期されてしまったけど,その分さらに「武将の人生」にこだわることができるゲイムに仕上がるものだと信じているわ。

「三國志13」
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 以上2点が,ナイスシリーズ賞でした。あ,ついでにってわけじゃないけど「妖怪ウォッチ」と「三國志」の間をとって「妖怪三国志」も面白いゲイムだったんで,こちらも加えた3点でいかがでしょうか。

「妖怪三国志」
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 ひとまずは今週はこんなところかしらね。来週は「ハマりゲイム賞」「続編渇望ゲイム賞」「スマホゲイム賞」を振り返ってみようかと。それまでに龍が如く6が終わっていればいいなあ……。
 あなたにはあなたの「ゲイム賞2016」があるでしょう。ま,年末はその一年を振り返っていろいろ思うって意味でも有意義なんじゃないかしらね。
 権威があるとされる賞には振り回されず,私らしくマイペースに。そういう人生や来年,もっと言うと来週や明日であるといいなと思いつつ今週はこの辺で。
 良いお年を! あ,今年の残りのことだよ! まだ終わっちゃいねえ! 油断するな! また来週。

今週のハマりゲイム
(文字通りゲイムスロットにハマっているゲイム)
PlayStation 4:「龍が如く6 命の詩。
PlayStation 3:特殊なDVD ※死亡確認→復活予定
PlayStation Vita:「シヴィライゼーション レボリューション 2+
PSP:「サモンナイト5
Wii U:「Splatoon(スプラトゥーン)
Wii:「ドラゴンクエストX 目覚めし五つの種族 オンライン
ニンテンドー3DS:「ポケットモンスター サン
Xbox 360:「剣の街の異邦人 〜白の王宮〜

■■男色ディーノ(プロレスラー)■■
ディーノ選手が所属するDDTプロレスは,今週末の12月17日に神奈川・横浜ラジアントホール大会「横浜たそがれ2016〜冬〜」を,翌18日に北海道・札幌サンプラザ大会「金枝の間」を開催します。ディーノ選手は両日ともに4WAYマッチに出場予定。ちなみにディーノ選手,「横浜大会の翌日に札幌大会ってねえ……」とやや物憂げな表情を見せておりました。
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