連載
男色ディーノのゲイムヒヒョー ゼロ / 第49回:「私が見た東京ゲイムショウ2009」
著者近影
ゲイでプロレスラーな私こと男色ディーノが,人目を忍んで東京ゲイムショウ2009に行ってきたわ。プロレスラーってだけでもお天道様の当たる場所に出ちゃいけない気がするのに,おまけにゲイ。そんな人間が数万人集まるような場所に行ってもいいのか……? イヤ,ゲイにはむしろ誇りを持ってるんだけどね。まあ,ゲイなもんは仕方がないし,ゲイムが好きなのも仕方がない。人生を楽しんでいたいんです。ア○ラック!
で,今さらで恐縮なんだけど,東京って。イヤ,東京ゲイムショウな。千葉の人が悪いわけではないんだけど,東京って。幕張じゃん! 幕をしっかり張ってんじゃん! 千の葉っぱがある県ですよ幕張は。そんな幕張に行ってきました男色ディーノです以後お見知りおきを。
さて,私はビジネスマンでもないくせにビジネスデイに行ってきたわけだけれども,今回のゲイムショウは例年に比べて大手がどっしりとブースを構えていた印象ね。プロレスでいうところのメジャー会社が多くてインディー会社が見当たらないというかなんというか。なので,私としては例年に比べて会場を巡回しやすかった気がするわ。
というわけで今週は,私から見たゲイムショウの様子をお届けするわ!
まず,会場に入ってもらったパンフレットを見た瞬間に思ったこと。例年どおりっちゃあ例年どおりではあるんだけど,よくよく考えてみるとキッズコーナーって,ちょっとアレじゃない? みんな,何を大人ぶってるんだい? そもそもこの幕張メッセという会場全体がキッズコーナーだろう,と。ほら,だってどこもかしこも,大きなキッズたちが闊歩してるじゃないですか。
まず目についたレベルファイブのブースに移動。ほーらやっぱりそうだ。映画館のような,サーカスのような催し物に大きな子供達が並んでいるよ! そして,催し物が終わったあとにランダムでもらえるお土産を受け取って,嬉しそうな顔で出てくる大きなお友達がいるよ。傍から見たら,私も嬉しそうにお土産を手に持ってる大きなお友達なんだろうなあ。
ちなみに,私がもらったおみやげは「イナズマイレブン2 脅威の侵略者 ファイア/ブリザード」「レイトン教授と魔神の笛」「二ノ国」の体験版。個人的にはこの中では唯一続編ではない二ノ国が楽しみ。スタジオジブリとコラボしてるんですってね。少なくとも体験版をプレイしてみた範囲内では,アニメっぽいテイストとゲイムがケンカしてなくて,製品版にも期待が持てる感じね。要注目。
サカつくファンである私は一心不乱に客席中央へ! そして周りには……誰も集まらない。なぜだ! なぜ集まらん! オシムじゃ不満か! 水樹奈々とか堀江由衣とか日高のり子とか國府田マリ子じゃないと集まんないのか! さっきは成宮寛貴とか北大路欣也とかのムービーであんなに集まっていたというのに! オシムさんアウェーっすよここ! でも大丈夫! 私がついてる! 頑張れオシム! 頑張れサカつく! そしてその前に,とりあえずこの時点で一番頑張れサカつくお姉さん! できる限りの応援はするし反応はする。
大丈夫。確かに龍が如くは面白いけど,サカつくも面白いよ! よし分かった君がそんなに言うなら,もう私は龍が如くを捨てた! 買わない! だから私というサポーターが一人でもいる限り頑張れっていうか頑張ろう! と思ったら,進行すればするほどそれなりに人が集まり始める。チッ! 私だけのサカつくだったのに。
結局,私はこのステージイベントでクイズに正解し,サカつくユニフォームをゲット! ちなみに問題は「サカつく6でのオシムの役割は?」分かるかな?
そんなこんなでサカつくイベントが終わり,セガブースを回ったところ,龍が如く4に出てくるキャバクラ嬢役の人達と写真が撮れるコーナーを発見。フン! もう私は決めたの! 龍が如くには目もくれないって。サカつくとの約束だから! 大事なのは信念。ケツ意した男は黙って颯爽とその場を立ち去るのみ。
さて,お次はKONAMIブース。メモリストとしては,やはり「ときめきメモリアル4」は外せない。商談ブースに押し入って試遊してみたわ。
私,声優さんとかアニメキャラクターには興味がないから,設定とか細かいことは予備知識として入ってなかった状態でのプレイだったんだけど,そんな私の率直な感想としては,「ゲイムに寄せてきた」。
やはりときメモといえば,どうしてもいわゆるギャルゲイというイメージを持たれがちなんだろうけど,なかなかどうして,ゲイムとして遊びがいがありそうな作品っぽいわね。
例えば「特技」の存在がそう。要するには特技を持っていると,条件によってはプレイが有利になるってものなんだけど,このパワプロっぽいというかKONAMIっぽいシステムが,ゲイムに非常に深みを持たせているのね。
女キャラには興味がなく,ゲイムとして面白いときメモが好きだった私としては,この姿勢を非常に歓迎するわね。かといって,キャラクターが弱いって言ってるわけじゃないわよ。念のため。
そして,KONAMIといえば「ワールドサッカー ウイニングイレブン 2010」なんだけども,それはこの記事をご参照あれ。
そして! ついに来ましたバンダイナムコゲームス。ブースのビジュアルのクレイジーさは,今回のゲイムショウでは群を抜いてたわ。
まず,平八と一也がパンチを繰り出している人形が二体,くるくる回ってる! 正直かっこよくねえ! 意味分からねえ! 聞くところによると,これ,オーストラリアで作られたもので,それをわざわざ日本に輸送したとか。繰り返すけど意味分かんねえ! そこまで手間と金かけてるのに,さほど格好良くねえ!
さらにバンダイナムコゲームスのクレイジー展示地獄はまだ終わらない。平八&一也のギャグフィギュアからステージを挟んだ反対側には,この夏お台場で展示されて話題になってた等身大ガンダムの頭が! これも意味分かんねえ! 一応「機動戦士ガンダム ガンダムVS.ガンダムNEXT PLUS」は近くに試遊台があったけど。考えれば考えるほど腑に落ちねえ!
そして,その裏には人間サイズのバルタン星人のフィギュアが。何かと思えば「怪獣バスターズ」なるニンテンドーDS用ソフトの試遊台の,いわば客寄せバルタン。バルタンと目があったので,ちょっとプレイしてみる。
なんと,どうやらウルトラマンが怪獣を倒すゲイムなのではなく生身の人間が凄くでかい怪獣を倒すという,これまたクレイジーなゲイム。うん,潔い。そして,けっこう面白い。なんだかムキになってしまうわ。ひょっとしたら買うかも。
っていうか,バンダイナムコゲームスのこのいい意味でのクレイジーさは私好みね。ブースもゲイムも。もちろんテイルズとかそのへんの人気作も展示されてたんだけどね。
とまあ,駆け足で要点だけお届けしたTGSだけど,やっぱゲイムショウはいいわね。なんだか前向きな気分になれるわ。足を運んだ人も,会場に行けないながらもインターネットを駆使して情報を集めている人も,逆に情報を発信する人も,関係者も,いつもニコニコ対応しているコンパニオンの姉ちゃんたちも,サカつく姉ちゃんも,オシムも,バルタンも,みんな疲れながらも楽しいお祭りだったんじゃないかしら。
この楽しく疲れるお祭りが,来年も再来年も,みんなを幸せな気持ちにしてくれるよう祈りつつ,私のゲイムショウレポートを終えさせていただきます。
……来年,私が行けるかどうかは分かんないけどな。
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