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印刷2008/12/01 16:52

連載

「銀河英雄伝説」攻略連載 / 第2回:アスターテ星域会戦

銀河英雄伝説 美味しい紅茶が飲めるのは生きている間だけ!
第2回:アスターテ星域会戦

 

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 第2回となる本連載だが,今回取り上げるのは,原作およびOVA(オリジナルビデオアニメ)の最初のエピソードである「アスターテ星域会戦」だ。
 アスターテ星域会戦といえば,帝国側の主人公ラインハルトが,2倍の敵を華麗に打ち破るという,いわば「銀河英雄伝説」の最初の見せ場的エピソード。またヤンとラインハルトが直接対決した事実上の最初の戦いでもあるなど,原作のファンにとっては,いろいろと思い入れも深い戦いの一つだろう。
 ゲーム中でも,原作と同様に同盟の艦隊は3方向に分散配置されており,帝国側は,これらを各個撃破していくことに。逆に同盟側は,分散した味方艦隊が各個撃破されないように立ち回らなければならない。

 

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 帝国側では6つめ,同盟側では3つめのステージとなるこのアスターテ星域会戦だが,帝国側では,3艦隊が指揮下に入る。ただラインハルトが総司令官ではあるものの,操作が可能なのはラインハルト艦隊のみとなっており,残りの味方2艦隊は,NPCが操作してラインハルトに追随して移動する形。NPC艦隊は,多少融通が効かないところもあるが,戦力の配置自体は帝国側にかなり有利なので,基本的な操作さえキチンとできれば,それほど苦戦することはないだろう。
 一方,同盟側で操作できるのは,相変わらずヤンが幕僚として所属する第二艦隊のみ。しかも,急がないと味方艦隊が次々とラインハルトの餌食となっていき,敵との戦力差がどんどん開いてしまうなど,アスターテ星域会戦は,序盤のステージとしてはやや難しい部類に入る戦いとなっている。
 とはいえ,原作ではあえなく壊滅してしまう味方の第四,第六艦隊だが,“ifの要素”が盛り込まれている本作では,それらを救うことも可能。詳しくは後述するが,第六艦隊の壊滅をうまく防げれば,原作では死んでしまうジャン・ロベール・ラップが生存した状態でゲームを進められるのだ。ラップは,ヤンに「将器」と言わしめたほどの人物で,ゲームでもその能力は折り紙つき。有能な参謀役として重宝するので,同盟側でプレイするときには,ラップの生存を目標に戦っていくのがよいだろう。

 

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宇宙暦796年/帝国暦487年:2月
 先の戦い(第四次ティアマト星域会戦)の功績により,上級大将への昇進を果たし,また同時に帝国の名門ローエングラムの名を継ぐこととなったラインハルトだが,休息もつかの間,すぐさま同盟領への出征命令が下された。そんななか,ラインハルトの栄達を望まない軍上層部と門閥貴族達は,ミッターマイヤー,ロイエンタールといったラインハルト直属の幕僚を切り離しに掛かる。優秀な部下を奪われ,翼をもがれた状態となってしまったラインハルトであったが……。

 一方,そんな帝国側の出征計画を貿易都市国家フェザーン経由で察知した同盟は,敵に倍する3個艦隊,合計4万隻の兵力で,ラインハルトを迎え撃とうとしていた。フェザーンがもたらした情報を元に万全の体制を整え,戦う前から戦勝ムードに沸き立つ同盟軍。しかし,一人ヤンだけは,味方の作戦計画の危険性を危惧していた。

 

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 ステージが始まったら,まずは紡錘陣形を取って画面左方向に直進。原作と同じく,敵の中央に位置する第四艦隊の撃破を狙う。あまり急ぎすぎると味方の艦隊と離れてしまうが,単独で敵と遭遇しても,攻撃しつつ後退して味方艦隊と合流するなど,数の有利を活かして戦うことを意識しよう。
 ただ,配下の2艦隊のうち,メルカッツ/ファーレンハイト艦隊が右翼に,シュターデン/フォーゲル艦隊が左翼に陣取ろうと移動する傾向があり,下手にラインハルト艦隊が敵の側面に回り込もうとすると,逆に味方艦隊が変な動きをしたりする可能性がある点には注意が必要だ。
 第四艦隊を撃破したら,今度は,画面の左上方向を目指して進軍。これまた原作どおりに,敵の第六艦隊に攻撃をしかける。それも撃破したら次は部隊を画面中央付近に移動させて,今度は第二艦隊……と,まぁ要するに,このアスターテ星域会戦は,原作の展開をそっくりそのままなぞっていけば,ほとんどなんの苦労もなくSランクを取れるステージだ。帝国側にとっては,かなり楽な戦いの一つといって良いだろう。
 基本的には「各個撃破する」という一点のみに気をつければいいわけだが,キルヒアイスの特技「献身」を使って,兵力の損耗を抑えれば,より高得点が狙いやすくなる。だいたい敵の艦隊を一つ撃破するごとに献身を一回使えるような流れになるので,次の戦闘までに献身を使っておいて,戦力を立て直しつつ戦うようにすればよい。ちなみに献身は,自分の艦隊だけでなく,範囲内にいる味方の艦隊すべてに効果がある特技。献身を使うときは,ちゃんと味方の艦隊も範囲内に入れてから使うようにしよう。

 

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ジークフリード・キルヒアイス

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ラインハルトの幼少からの親友であり,常にそのかたわらでラインハルトを支え続けた人物。その穏和な人柄によって内外の信望を集め,捕虜交換の調印式で彼に面会したヤン・ウェンリーも,「味方の政治家よりも親しみを感じる」と評した。「カストロプの動乱」の鎮圧に際しては,ラインハルトに匹敵する軍事的手腕を示したほか,白兵戦でも,同盟軍随一の白兵戦巧者シェーンコップと互角に渡り合うなど,天賦の才を見せている。ゲーム中でも,全提督中,1〜2を争う高い能力を持ち,また特技の「献身」は,数少ない回復効果を持つ能力として非常に有用。キャンペーンでも,とくにお世話になることが多い提督の一人だろう。

 

攻略プレイムービー:帝国軍編

※本連載は,基本的に“ファーストプレイ”でSランクを取ることを想定した攻略ですが,攻略用,ムービー撮影用など複数回に分けてプレイしているため,撮影時の提督達のレベルは,通常よりも高めとなっています。ご了承ください。

 

 

 

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 数の優位と地の利を活かし,3方向からの包囲殲滅作戦を企図した同盟軍……なのだが,ステージ開始早々,孤立したパストーレ中将率いる第四艦隊が,ラインハルト艦隊の猛攻にさらされることになる。当然,すぐに救援に向かうべきなのだが,機動力の高い紡錘陣形などで急いで向かっても,第四艦隊を救うことはほとんど不可能。しかも,そのまま一直線に戦場に向かうと,今度は自分の艦隊が各個撃破の餌食になってしまいかねないという状況だ。
 ここは原作におけるヤンとラップの提案通り,やや大きく右回りに迂回して,ムーア中将率いる第六艦隊との合流を目指すのが定石だろう。第四艦隊は殲滅させられてしまうが,そのほうが数で不利にならずに済むはずだ。
 ある程度戦闘が経過した頃に,イベントが発生して第二艦隊の司令官パエッタ中将が負傷。ヤンが変わりに艦隊の司令官になる。このイベントが発生した段階で,戦いはほぼ半ばといったところだろう。
 このステージは,味方の第六艦隊と合流さえしてしまえば,あとはミサイルなどを駆使して敵の兵力を早期に削り,味方の被害を抑えることでSランクは目前だ。可能であれば,敵左翼側(にいることが多い)のシュターデン/フォーゲル艦隊など,比較的敵の穴となっている弱い艦隊を集中的に狙い,早い段階で敵の一個艦隊を撃滅してしまうのが理想。ミサイルなどで先制して一定のダメージを与えたら,すぐさま空戦隊を繰り出すなどして,一気に敵を突き崩しにかかろう。
 冒頭でも軽く触れたが,第六艦隊が健在なままで本ステージをクリアできれば,ラップが生存した状態でキャンペーンが進行し,次のステージからラップを幕僚として扱えるようになる。ラップは,その能力もさることながら,特技の「ミサイル強化」もなかなか有用。同盟側でプレイするときは,ぜひともラップを死なせないようにしたい。

 

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ダスティ・アッテンボロー

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ヤン麾下,数々の会戦に参加した若き提督。同盟が瓦解したあとは,自身が参加した革命戦争を「伊達と酔狂」と称し,イレギュラーズ(不正規兵)と呼ばれたヤン艦隊の中心人物(軍事面のみならず,精神的な意味でも)として活躍した。愛嬌のあるそばかす面やその風体から,いかにも“悪ガキがそのまま大人になった”ような印象があるアッテンボローだが,ヤンより若い26歳で准将に昇進するなど,その軍事的才能は確かだった。原作で偽装作戦や撤退戦など,ややゲリラじみた戦法を得意としたことからか,ゲーム中での能力は,機動力がかなり高めの設定。原作同様,分艦隊でひたすら動き回り,敵を引きずり回す戦法を得意としている。ちなみに特技の「斉射三連」は,シールドの効果を無効化するというもの。敵の背後を取ったときなどに有効だ。

 

攻略プレイムービー:同盟軍編

※本連載は,基本的に“ファーストプレイ”でSランクを取ることを想定した攻略ですが,攻略用,ムービー撮影用など複数回に分けてプレイしているため,撮影時の提督達のレベルは,通常よりも高めとなっています。ご了承ください。

 

 

■■TAITAI(4Gamer編集部/ものぐさ提督)■■
 ヤン・ウェンリーに憧れて,紅茶にブランデーを入れて飲んでいたことがある編集者。そんなTAITAIだが,ゲーム好き社会人の例に漏れず,ここ最近は「積みゲー」が多くて困っているのだとか。試しに何本くらい積んでいるのか聞いてみたところ,「100本くらい」という返事が返ってきた。……なんというかまぁ,駄目な人間が大人になると,ロクなことにお金を使わない良い例だと感じてしまったわけだが,そこは本人には黙っておきたい。
  • 関連タイトル:

    銀河英雄伝説

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