2007年7月5日に正式サービスを開始し,数々のアップデートを重ねてきた
「モンスターハンター フロンティア オンライン」(以下,MHF)。2013年4月に
「モンスターハンター フロンティアG」(以下,MHF-G),2016年11月に
「モンスターハンター フロンティアZ」(
PC /
PlayStation 4 /
PlayStation 3 /
Xbox 360 /
Wii U /
PlayStation Vita 以下,MHF-Z)とタイトルを変えながらサービスを続け,本日(2017年7月5日),
ついに10年の節目を迎えた。
昨今ではライバルとなるオンラインゲームの存在をはじめ,スマートフォンの普及によるソーシャルゲーム市場の拡大などもあり,一定の人気を保つのはどのような大作でも難しい。MHFも決して順風満帆というわけではなく,アップデートのたびにユーザーの増減を繰り返し,時にはバランス調整に苦戦することもあった。
それでも
「アップデートで進化するモンハン」という最大の武器を活かし,ユーザーの意見を丁寧に反映しながら,独自の進化を続けてきた。その結果,ユーザーの信頼を勝ち得てきただけでなく,“フロンティアらしさ”を持った唯一無二のハンティングアクションとなったのだ。
4Gamerでは
全5回にわたり,これまでの軌跡や新モンスター,新コンテンツの魅力を伝える連載企画をお届けしていく。今回はMHFがサービスインからどのような10年を辿ってきたのか,大型アップデートをさかのぼる形で振り返ってみたい。
10周年記念大型アップデート
――2017年7月5日
本日実装となる「10周年記念大型アップデート」では,炎と氷を身体の左右に纏った「エルゼリオン」が狩猟解禁を迎える。従来のモンスターの常識では考えられないビジュアルの古龍種だ。
さらに,「ガチの狩り」をコンセプトに掲げる新コンテンツ「狩煉道」が登場。アイテムの持ち込み,NPCの同行,ブースト効果,「魂の再燃」の効果といった要素が制限され,まさにハンター自身の“狩猟スキル”が強く問われることになる。
また,狩猟解禁日は明らかになっていないが,異常に発達した部位を持つ辿異種のモンスター3体の実装も予定されている。こちらも楽しみなところだ。
灼零龍 エルゼリオン
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辿異種 ミドガロン
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モンスターハンター フロンティアZ 開幕
――2016年11月9日
GGアップデートに次ぐ大規模のアップデートで,これに合わせてタイトルが「モンスターハンター フロンティアZ」に改称された。「ハンターが極まる! モンスターが極まる! 絆が極まる!」のコンセプトのもと,さまざまな新要素が追加されており,なかでもハンターの新スタイル「極ノ型」は過去最大級の変革と言っていい。
全武器種に「抜刀状態でのダッシュ」が追加されて移動が軽快になり,狩猟のセオリーが一変した。攻撃アクションもこれまでの全スタイルを内包しているものが多く,MHFらしさ全開の新しいアクションへと進化。現在は極ノ型の取得条件がG級昇格のみに緩和されているので,実装当時に極ノ型の取得を諦めてしまったハンターも安心してほしい。
一方,モンスターの極みとして実装された「辿異種」は,従来の「モンハンらしさ」を重視したモンスターだ。「モンスターの攻撃は,適切なスキルを発動して対処する」「部位破壊をきっちりこなせば,おいしい素材が手に入る」といった要素が強く推し出されている。
MHFらしいアクションで,モンハンらしい狩りを楽しむ。それが,MHF-Z流の狩猟スタイルと言えるだろう。
●主な実装項目や出来事
- 各武器種に「極ノ型」の実装
- 「辿異種」モンスターの実装
- 「辿異武器」「辿異防具」の実装
- PS4版のサービス開始
- 「裂水竜 ゼナセリス」の実装(2016年11月22日)
- 「黒蝕竜 ゴア・マガラ」の実装(2016年12月21日)
- 「焔嶽龍 ケオアルボル」の実装(2017年2月1日)
- 「天廻龍 シャガル・マガラ」の実装(2017年4月19日)
- 「ガイド娘」のリニューアル
辿異種 エスピナス
長い年月を経て,独自の進化を遂げた個体が辿異種と呼ばれる。いずれも特定の部位が異常発達しており,辿異武器がないと部位破壊をするのは非常に難しい
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裂水竜 ゼナセリス
彩の滝で発見された飛竜種で,両翼から伸びる「垂刃」が特徴的。外敵を発見すると素早い身のこなしから,しなる垂刃を駆使して外敵に襲いかかる
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焔嶽龍 ケオアルボル
迎撃拠点に襲来した超弩級の古龍種。膨大な熱量を蓄積し,高熱および高密度の火炎熱線を放射する。その際の放熱は恐ろしく危険だ
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メゼポルタ広場のガイド娘
ハンターが集うメゼポルタ広場がやや近代的な趣となると同時に,ガイド娘の衣装もアイドル風にリニューアルされている
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G10アップデート
――2016年4月21日
穿龍棍に続くMHFオリジナル武器種として,「スラッシュアックス」を改良した「スラッシュアックスF」が登場。アクションのベースとなる地ノ型こそベースのスラッシュアックスに似た性能だが,機動力を重視した天ノ型,破壊力に特化したド派手な「光剣モード」が使える嵐ノ型など,型によって大きく特性が異なり,MHFらしい新武器種に仕上がっている。
さらに,G級までの壁となっていたHR/SR帯が特定のクエストをクリアして7段階のHRを上げていく方式に変わり,一部クエストの受注に必要だった各チケットが廃止されるなど,「より遊びやすく! より始めやすく!」を合言葉に大きなリファインを敢行。メインコンテンツであるG級まで到達しやすいバランスに調整された。
また,限定ジャンケンなどで知られる「逆境無頼カイジ 破戒録篇」や,丸太でおなじみの「彼岸島」といった異色のコラボレーションが行われ,専用のミニゲームやモンスターが用意されるなど,今までにない手の込んだ内容が話題となった。
●主な実装項目や出来事
- 新武器種「スラッシュアックスF」の実装
- 「帝征龍 グァンゾルム」の実装
- 「紅蓮獅子 ヴォージャン」の実装(G10.1アップデート)
- 「獄狼竜 ジンオウガ亜種」の実装(G10.1アップデート)
- HRが999段階のポイント制から特定のクエストをクリアして7段階のHRを上げていく方式に変更
紅蓮獅子 ヴォージャン
火口に生息する牙獣種で,異常なまでに発達した角と火を発生させる特徴的な腕を持つ。怒ると猛烈な勢いで発火させて,火口をところ狭しと暴れ回る
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獄狼竜 ジンオウガ亜種
凶暴かつ獰猛な牙竜種。「蝕龍蟲」を集めて放出することで周囲に落雷を落としたり,直接攻撃を加えながら蝕龍蟲で追撃するといった苛烈な攻撃が得意
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G9アップデート
――2015年11月18日
G級実装以降,長く待望されていたG級ラヴィエンテ「ラヴィエンテ猛狂期」がついに登場。G級大討伐の名に相応しく手応えのある内容で,ラヴィエンテに通い詰めたユーザーの多くがその虜となった。
大討伐達成の褒美となる装備も破格の性能で,なかでも防具「ラヴィGX:猛シリーズ」で発動するスキル「不退ノ構」は,あらゆる攻撃系スキルを合わせたような強烈な効果を持つ。現在も攻撃系スキルの頂点として君臨しているほどだ。
さらに,現在も人気の高い「氷界創世」「纏雷」「閃転」など強力なスキルもこのタイミングで登場しており,多くのハンターが防具セットの更新に追われた。
●主な実装項目や出来事
- 「大巌竜 ラヴィエンテ猛狂期」の実装
- 「照雷鳥 トリドクレス」の実装(2015年11月25日)
- 「氷牙竜 ベリオロス」の実装(2015年12月16日)
- 「凍王龍 トア・テスカトラ」の実装(G9.1アップデート)
- HR16および40の公式狩猟試験が廃止
ラヴィエンテ猛狂期
通常の個体と比べて,体表が黒く攻撃も苛烈に。打ち上げたハンターを丸呑みして力尽きさせるダイナミックな攻撃が多く,熟練のハンターでも討伐は困難を極める
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凍王龍 トア・テスカトラ
雪山の絶対王者として君臨する古龍種。翼から放つ粉塵を急激に冷却して,その冷気でいかなる生物も氷漬けにする
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G8アップデート
――2015年7月22日
GR500以上のハンターのみ狩猟が許可される「遷悠種」のモンスターとして,シリーズファンにはおなじみの大型モンスターが登場することに。その第1弾は「モンスターハンターポータブル 3rd」に初登場した「ジンオウガ」だった。
ジンオウガに続く遷悠種として,「イビルジョー」「ブラキディオス」も登場。いずれもケレン味溢れる大技が追加されており,攻めと守りのはっきりしたMHFらしいメリハリのあるモンスターとなっていた。
ジンオウガに関するゲーム内イベントは狩猟解禁後も実施されており,「遷悠種襲来!ジンオウガを狩猟せよ」では「アンケートにより,武器の名前と性能が決まる」という初の試みが行われた。その結果,「戦龍コーーン」「私の恐怖大剣」「獄熱紅剣【炎魔】」といったユニークな名前ながら高い性能を持つアンケート武器が実装されている。これらの武器は今でもハンターズクエスト,Gハンターズクエストで入手可能なので,ぜひ使ってみてほしい。
●主な実装項目や出来事
- 「怒貌竜 ガスラバズラ」の実装
- 「浮峰龍 ヤマクライ」の実装(2015年9月9日)
- 「雷狼竜 ジンオウガ」の実装
- 「恐暴竜 イビルジョー」の実装(2015年8月19日)
- 「砕竜 ブラキディオス」の実装(G8.1アップデート)
- DMM.com版のサービス開始(2015年8月5日)
雷狼竜 ジンオウガ
強靭に発達した四肢で深緑を駆け回る牙竜種。従来のシリーズに比べると,超広範囲に対して一撃必殺級の攻撃を放つようになり,手慣れたハンターたちにも猛威を振るった
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怒貌竜 ガスラバズラ
新フィールド「白湖」に生息する獣竜種で,怒りの感情が爆発すると見た目が変貌。毒の放出や異常発達した鋭い爪,尻尾などで獲物の息の根を止める
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G7アップデート
――2015年4月15日
新モンスターとして「ハルドメルグ」「グレアドモス」が登場。後者は「始種」という新しい格のモンスターになっており,同時に「始種武具」が実装された。
始種武具はG級装備と同等の性能を持ち,防具にはスキルランクアップという便利な効果もあることから,人気の装備となっている。また,武具のマイセットが防具の組み合わせだけでなく,装着中の装飾品も合わせて記録されるようになった。それまでの「手動での装飾品の付け替え」が不要になり,利便性が大きく向上している。データベースの仕様上,リファインが難しいと言われ続けていたが,念願の実装にハンターから歓喜の声が上がった。
ハンターの力を覚醒させて武器の属性の力を引き出すという,ハンター自身が強くなる古の技法「超越秘儀」もこのタイミングで登場。攻撃時に与えた属性の力が一定まで蓄積すると,大技「六華閃舞」が発動できる。雷属性なら麻痺で動きを封じ,氷属性なら氷結状態にして移動を封じるなど,効果は大きい。より手強くなるモンスターに立ち向かうための,新しい攻撃手段となった。
●主な実装項目や出来事
- 「司銀龍 ハルドメルグ」の実装
- 「水砦竜 グレアドモス」の実装
- 「始種」モンスターの実装
- 「超越秘儀」の実装
- 武具のマイセットに装飾品の登録が追加
- 「復帰区」の実装
司銀龍 ハルドメルグ
流体金属を自在に操る古龍種。甲殻のように流体金属を纏っており,その金属をさまざまな形に変化させて攻撃をすることが多い
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水砦竜 グレアドモス
太古から砂漠に生息していたとされる飛竜種。苔むした外殻は擬態に適しており,多数の管状の突起から水流を放って外敵を蹴散らすことも
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G6アップデート
――2014年11月19日
定期配信イベント「天廊遠征録」が登場。さまざまなトラップをかいくぐりながら,ダンジョンのようになっている塔のフロアを進んでいくコンテンツで,モンハンらしからぬ内容が賛否を呼んだ。
ただ,専用素材で生産できる天廊武器は性能を自由にカスタマイズできるという特徴があり,物理攻撃や属性攻撃特化型などの長所を伸ばし,尖った性能にできることから好評を博した。なお,天廊遠征録は2017年6月28日に配信を終了した。
PC版に高グラフィックスバージョン「High Grade Edition」(以下,HGE)が実装されたのも,G6アップデートの大きな出来事。PCの必要スペックは上がるものの,光源処理やモンスターの質感などが強化され,画質が大きく向上する。HGEのスクリーンショットや動画がSNSやブログに多く投稿され,盛り上がりを見せた。
なお,PS4版はあらかじめHGE相当になっており,美しいグラフィックスで狩りが楽しめる。
●主な実装項目や出来事
- 「創音竜 ポボルバルム」の実装
- 定期配信イベント「天廊遠征録」が登場
- 「天廊武器」の実装
- 「MHF-G High Grade Edition」を搭載(PC版のみ)
- トライアルコースのリニューアル
 創音竜 ポボルバルム 高地を縄張りとする飛竜種で,性格は温厚ながら何でも捕食する。楽器を模した頭や翼,尻尾から特殊な音を出し,体力の回復,攻撃力や防御力の強化などを行う |
 天廊遠征録では従来のクエストとは異なり,モンスターの狩猟に加えて各フロアに仕掛けられた罠や謎を解いていく。罠を活用することで,手強い大型モンスターを一撃で倒せることも |
G5アップデート
――2014年7月23日
アイルーを育成してクエストに連れていける「パートニャー」が実装された。頼狩人(ラスタ)とパートナーと合わせて「ハンター+NPC3人」というパーティが組みやすくなり,1人でも手軽に狩りを楽しめるように。パートニャーはその後のアップデートで拡張されており,現在では素材集めに活躍するNPCとして評価を得ている。
新モンスターとして登場した「イナガミ」は古龍種ながら小柄な体格で,狩猟難度もやや控えめ。一方の「ガルバダオラ」は見た目に違わず派手な攻撃が多く,広範囲かつ高威力の攻撃や結晶やられ状態にしてくる攻撃でハンターを苦しめた。
また,2014年11月16日にはオフラインイベント「誕生7周年 MHF-G 感謝祭2014」も開催となり,会場に入りきれないほどのプレイヤーが集まった。G1アップデートから始まった一連の騒動を受けて行われた,開発陣にパイが投げられた「反省の宴」は今でも語り草になっている。
●主な実装項目や出来事
- 「雅翁龍 イナガミ」「金塵龍 ガルバダオラ」の実装
- 新ギルドマスターの実装
- PS Vita版のサービス開始(2014年8月20日)
- オフラインイベント「誕生7周年 MHF-G 感謝祭2014」実施(2014年11月16日)
パートニャー
頼狩人に比べて,支援することに長けたNPC。アップデートを重ねて,部位破壊報酬の持ち帰りで大きく貢献できるようになった
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雅翁龍 イナガミ
竹林奥部に住まう「雅翁龍」と呼ばれる古龍種。竹を自在に成長させる特殊な能力があり,発達した四肢も活用しながら,竹林を飛び交って流麗な攻撃を放つ
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金塵龍 ガルバダオラ
クシャルダオラが特殊な進化を遂げたと推測される古龍種で,いたるところに結晶のようなものが生えている。風属性を使うほか,周囲を結晶化させられる
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GGアップデート
――2014年4月23日
G級の再ローンチを目指したアップデート。その決意を示すため,アップデートの名称に「Genuine」を加え,“真のG”を意味する「GG」と改められた。全面的にコンテンツ強化およびリファインが行われており,MHF史上初となるオリジナル武器種「穿龍棍」が大きな話題を呼んだ。
穿龍棍は軽快な連続攻撃に加え,これまでになかった空中戦が行えるという独自性で絶大な人気を誇り,当時のメゼポルタ広場には穿龍棍を装備するハンターで溢れかえっていた。穿龍棍を目当てにMHF-Gを始めた新人ハンターや復帰ハンターも多く見られたが,穿龍棍を解禁するには,「歌姫」のストーリーを進める必要があった。
現在はG級に昇格さえすれば,無条件で穿龍棍が解禁される仕様になっている。
●主な実装項目や出来事
- 新武器種「穿龍棍」の実装
- 「華鳳鳥 フォロクルル」「雷轟竜 ディオレックス」の実装
- 定期配信イベント「パローネ大航祭」が登場
- 「秘伝開眼奥義」の実装
- 「ハンターナビ」の実装
- 「ガイド娘」のリニューアル
- PC版とPS3版のサーバーを統合
穿龍棍
変形機構を有する2本1対の鈍器。特殊な機構で飛び上がることができ,「龍気」を蓄積させた「龍気穿撃」でモンスターに状態異常を発生させることも可能
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雷轟竜 ディオレックス
体内に「発電板」を得たティガレックスの派生種。電磁力を利用して鉱石を全身にまとっているが,部位破壊によってそれらを剥がし,狩猟を有利にできる
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メゼポルタ広場のガイド娘
メゼポルタ広場で多数のハンターを出迎えてくれるガイド娘も,GGアップデートで衣装がリニューアルされ,それぞれの個性がより際立つようになった
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G3アップデート
――2013年10月16日
新モンスターが数多く実装されたG3アップデートでは,「バルラガル」「ゼルレウス」「メラギナス」の新モンスター3体が立て続けに登場。覇種を超える新たな強さの格として,「烈種」も登場した。
なお,ゼルレウスの装備には「武器の攻撃系統が相手の肉質によって変化する」という,かつてない効果をもつ新スキル「適応撃」が付いている。これを利用すればハンマーやボウガンでも尻尾の切断が可能となり,実装直後に大きな話題となった。
狩猟以外の追加要素として,テーマソング「セクレアール」の登場,ストーリークエスト「歌が紡ぐ物語」の実装といった「歌姫」関連のコンテンツが追加に。G級防具のグラフィックスのリファインに向けた準備や,新武器種「穿龍棍」の追加に伴うユーザーテストがクローズド形式で行われるなど,次期アップデートへの布石も進められていた。
●主な実装項目や出来事
- 「喰血竜 バルラガル」「輝界竜 ゼルレウス」の実装
- ストーリークエスト「歌が紡ぐ物語」の実装
- 「烈種」モンスターが登場
- 「烈種武器」「烈種防具」の実装
- PS3版のサービス開始(2013年11月27日)
- 「パートナー」の実装(G3.1アップデート)
- Wii U版のサービス開始(2013年12月18日)
- 「黒穿竜 メラギナス」の実装(G3.2アップデート)
歌姫
「歌が紡ぐ物語」では,歌姫が歌を取り戻し,その妹と共にメゼポルタの地に受け入れられていくまでのストーリーが描かれる
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喰血竜 バルラガル
特異な長い舌で獲物を吸血する海竜種。獲物の血に含まれる要素を利用し,毒素があれば毒を,ハンターの血であればそれを体外に噴出させて武器の斬れ味を鈍らせる
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輝界竜 ゼルレウス
リオレウスと似た姿をした白き飛竜。翼爪や顎部の青白く輝く部位を外敵に応じて形態を変化させ,別のモンスターであるかのように多彩な攻撃を繰り出す
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黒穿竜 メラギナス
湖島で発見された新種の飛竜。視界の悪い暗所に生息するため,視覚が退化しているが,その代わりに鋭敏な聴覚で獲物の位置を的確に感じとる
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G2アップデート
――2013年7月10日
当初の予定を2か月前倒しして行われたG2アップデートでは,GRによる狩猟可能なモンスターの制限を撤廃するなど,G1アップデートの反響を受けて,ハンターの意見やリクエストを取り入れた形となった。G級に昇格さえすれば,G級モンスターをすべて狩れるようになり,G級の問題点の一つが解消されている。
新たなG級コンテンツ「極限征伐戦」が実装され,専用の新モンスター「ディスフィロア」が登場。火と氷の力を両方備えた熾凍属性をまとった古龍で,その見た目と強さから「G級最強」と呼ばれていた。
装備の性能もその強さに見合ったもので,どの武器種も人気が高い。防具はそれ自体の性能はもちろん,強化完了後に精錬することで強力な装飾品へと変えられたのが大きな魅力。剣士とガンナー,どちらにも有用なスキルの詰まった装飾品を揃えるために,多くのハンターが「ディスGXレギンス」の大量生産,強化,精錬に励んでいた。
●主な実装項目や出来事
- 「赤闘獣 ロロ・ゴウガルフ」「青闘獣 レイ・ゴウガルフ」の実装
- 「G級秘伝防具」「G級覇種武具」の実装
- PC版のサーバー統合(2013年9月18日)
- 極限征伐戦に「熾凍龍 ディスフィロア」が登場
赤闘獣 ロロ・ゴウガルフ/青闘獣 レイ・ゴウガルフ
オルガロンに続くペアモンスターで,小柄ながら強靭な筋力を誇る。プロレスさながらのアクロバティックな動きが特徴で,2頭が揃うと見事な連携アクションを繰り出す
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天翔龍 シャンティエン
空中を泳ぐように飛び回る古龍種。G級昇格試験と極限征伐戦に登場し,後者に出現する場合のみ真の姿を見せた
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熾凍龍 ディスフィロア
「最果ての地」に生息する古龍種で,「氷鱗」「炎鱗」による特徴的な体色を持つ。火炎ブレスや氷柱を発生させ,相反する2つのエネルギーで獲物を追い詰める
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G1アップデート(モンスターハンター フロンティアGに改称)
――2013年4月17日
ベテランハンターたちが待ち望んだG級モンスターとその狩猟クエスト,さらにG級武具といった最上位コンテンツが数多く実装された。しかし,その喜びとは裏腹に,これまでの防御力が意味を成さないほどに攻撃力の高いモンスターに対して,苦汁をなめるハンターが続出。G級専用の大型モンスターを狩るためには,GR(Gランク)を上げなければならないが,GRPが極端に稼ぎにくく,イャンクックやダイミョウザザミを延々と狩り続ける必要があった。
さらに,G級では通貨の単位がゼニーからGzに変わったため,クエストの契約金すら払えない金欠状態になっていたことも追い討ちをかけ,ハンターからは不評を買ったアップデートとなってしまった。その結果,G2以降のアップデートで各要素の見直しが行われることになる。
●主な実装項目や出来事
- G級モンスターやG級クエストが登場
- 「G級武具」の実装
- 「複属性武器」の実装
- 「G級スキル」の追加
- G級武器の強化システム「シジル」の実装
- 全武器種に新アクションが追加
針纏竜 ヒュジキキ
全身にまとった鋭利な針毛を使った狩りを行う飛竜種。怒り状態時の針毛に触れると麻痺や毒などの状態異常に陥るため注意が必要
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爆狼 ミドガロン
オルガロンに似た姿の牙獣種で,こちらはつがいではなく常に1頭で行動する。強靱な脚力が特徴で,姿が見えなくなるほどの高速移動を行う
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