連載
7月初旬の正式サービス開始から2か月半が経っても,その人気は衰えを見せない「モンスターハンター フロンティア オンライン」(以下,MHF)。本作の攻略情報を1か月半にわたってお届けしてきた本連載だが,今回が最終回となる。
今回は,MHFで最強ランクに位置するモンスター,古龍を紹介しよう。古龍は,通常のクエストに登場する大型モンスターとまったく行動パターンが異なったり,大型モンスターよりさらに巨大で倒し方が分かりにくかったりと,初級者/中級者プレイヤーにとって,最初はかなりの難敵となるはずだ。古龍が難敵と聞いて腰が引けてしまうプレイヤーもいるかもしれないが,通常クエストの大型モンスター同様,それなりの武器防具を用意し,コツをつかめばクリアできる。
古龍は防御力(肉質)と体力が非常に高いので,下位クエストはともかく,上位クエストともなると時間切れで失敗ということもあり得る。その代わり,古龍からの剥ぎ取りや報酬で入手できる素材を使えば,強力な武器/防具が生産/強化できる。
なお古龍が登場するクエストは,「古龍クエスト」と「古龍迎撃戦」の配信クエスト2種類および「公式狩猟試験」となる。基本的に,古龍クエストは木曜日正午〜翌週火曜日正午または火曜日正午〜木曜日正午,古龍迎撃戦は毎週金曜日と土曜日の8:00PM〜2:00AM,日曜日と月曜日の10:00AM〜4:00PMというスケジュールで配信されている。公式狩猟試験は,プレイヤーキャラクターのハンターランク(HR)が30/40/50になったときに受けられるクエストだ。
古龍クエスト/古龍迎撃戦の内容は週単位で更新される。どの古龍が登場するかは,公式サイトで毎週告知されているので,チェックしておこう。
古龍は通常の大型モンスターと違って捕獲できず,クエストは討伐のみとなる。また古龍は,体力を一定以下まで削らないと,角や尻尾などの部位破壊ができない。古龍の一部特殊攻撃を無効化できたり,残り体力を推測する目安になったりするので,積極的に部位破壊を狙っていきたい。ここでは,これまでに配信クエストで登場した主な古龍の特徴と攻略のポイントを挙げておこう。
「鋼龍」「風翔龍」の異名を持つ古龍。龍風圧をまとっており,近づこうとするハンターを転倒させるので注意が必要だ。クシャルダオラの龍風圧は,状態異常になっている間や転倒時,そして体力を削って角を折ると無効化できる。
また上空からのブレス攻撃は威力が高く,当たると大きく吹き飛ばされるだけでなく致命傷になりかねないので気をつけたい。クシャルダオラが空に飛び上がったら,ブレスに気をつけながら閃光玉を投げて落とすといい。クエストメンバーの構成にもよるが,ハンマー/狩猟笛使いがいるなら,頭部を攻撃してスタンを積極的に狙おう。麻痺/スタンの状態異常攻撃と閃光玉で,クシャルダオラの動きを封じることも可能になる。
「幻獣」の異名を持つ古龍。古龍種に分類されてはいるが,サイズは4.5〜8.2m前後とかなり小さい。キリンは体力が高いうえに肉質が全般に硬く,さらには耐性が非常に高くて属性攻撃がほとんど通用しない。基本的には武器の攻撃力がものを言うので,長期戦を強いられることが多いだろう。
キリンの主な攻撃方法は落雷と突進だが,いずれも一撃で力尽きるほど極悪なものではないので,反撃を恐れずに攻撃しよう。ちなみに角が弱点なのだが,頭部とは独立した当たり判定となっているので,的確に狙うには慣れが必要だ。
キリンはちょこまかと動き回るので,剣士よりもガンナーのほうが攻撃しやすい。散弾攻撃などによる仰け反りを上手く利用すれば,比較的楽に倒せるだろう。ただし,クエストメンバーに散弾が当たると攻撃の手を止めてしまうことになるので,使いどころやメンバー構成に気を遣いたい。
オオナズチの異名は「霞龍」で,文字どおり,霞のように頻繁に姿を消すという特徴がある。視認が困難なため,モンスターの位置を把握できるペイントボール/千里眼の薬や千里眼スキルがないと,討伐に時間がかかってしまうのが難点。また,姿が消えている状態では非常に肉質が硬く,武器の斬れ味が低いと弾かれる可能性が高いので注意が必要だ。
オオナズチの攻撃は,全般にダメージは大きくないが,スタミナを奪うブレス攻撃,毒攻撃や龍風圧,舌を伸ばしてアイテムを盗むなど,地味に嫌な攻撃が多い。
なお体力が一定以下になると,角と尻尾が破壊可能だが,角は龍属性の武器でないと折れないので注意しよう。角と尻尾の両方を破壊すると常時姿が見えるようになるうえ,肉質も大幅に柔らかくなって攻撃が通りやすくなる。序盤から中盤にかけては,頭や尻尾の位置を把握すること自体が困難なので,慣れが必要だ。怒り状態なら口から緑色の息が漏れるので,攻撃するさいの目印にしよう。
テオ・テスカトル(以下,テオ)は「炎王龍」,ナナ・テスカトリ(以下,ナナ)は「炎妃龍」の異名を持つ。攻撃パターンはほぼ同じだが,テオの弱点は水属性,ナナは氷属性と若干の違いがある。また,ナナのクエストはソロクエストに設定されている。
両者とも炎を全身にまとい,近づくだけで体力が減るのが厄介だ。毒や麻痺など状態異常効果を与えたり,転倒させたりすると一時的に無効化できる。また龍属性の武器で頭部を攻撃し,体力を一定以下まで削ったうえで角を折れば,その後炎をまとうことはなくなるので,積極的に狙いたいところだ。ただし,特定の条件下では折った角が再生し,再び炎を纏うこともあるので気を付けてほしい。
テオ/ナナともに機動力が高く隙が少ないため,回復薬などアイテムの使用やボウガンのリロードタイミングには十分に気をつけよう。テオ/ナナで気をつけなければならない攻撃は,粉塵爆発だ。この攻撃は,体の周囲に粉塵を振りまき爆発させるというもので,食らうと大ダメージを食らう。特に上位では回避に失敗すると致命傷になりかねない。ガードも可能だが,可能であれば体の下から火の粉が舞い上がる予備動作が見えた時点で回避したほうがいいだろう。
「浮岳龍」の異名を持つヤマツカミは,タコのようなヒトデのような,なんだか得体の知れない巨大な古龍である。ゲーム中では古龍クエストだけでなく,ハンターランク40における公式狩猟試験,後述する古龍迎撃戦にも登場する。塔フィールドで戦う古龍クエストおよび公式狩猟試験では,準備さえ万端ならば比較的容易に討伐可能だ。
できるだけ攻撃力の高い武器と防御力の高い防具を揃えてクエストに出かけるのはもちろんだが,打ち上げタル爆弾グレートをできるだけ多く用意しておこう。そのほか,攻撃力/防御力を上昇させるアイテムもできれば用意しておくといい。
ヤマツカミとの戦闘は,基本的に塔の最上部であるエリア10で行う。ちなみに,ヤマツカミがエリア10までたどり着くのに15分程度かかる。音楽が変わったら戦闘を開始し,まずは打ち上げタル爆弾グレートを撃ち込む。
ヤマツカミが上空にいるときは垂らしている触手に対してひたすら攻撃する。触手を持ち上げてボディプレス攻撃の予備動作に入ったら当たらないように回避,ヤマツカミが地面に落ちたら再び上空に行くまでひたすら攻撃,の繰り返しだ。
注意点はボディプレス攻撃に当たらないよう,予備動作をしっかりと見極めること。一度くらいはソロでクエストに出かけ,行動パターンを観察しておくといいだろう。
なお,塔の螺旋階段部分である程度ダメージを与えると下に落下する。このとき,背中に乗ると剥ぎ取りできるのだが,あまり長い時間この場所で戦っていると,時間切れでクエストリタイアとなる可能性もあるので注意してほしい。
古龍迎撃戦は,街および砦に侵入した古龍を討伐または撃退するのが目的だ。撃退は,一定時間内に古龍の体力を一定以下まで削ると達成可能だが,クエストによっては討伐必須となっている場合もあるので,事前に確認を忘れずに。
古龍迎撃戦と古龍クエストの大きな違いは,「戦闘街」または「砦」という専用マップで行われるということだ。古龍迎撃戦用マップには,「バリスタ」「大砲」「撃龍槍」といった迎撃兵器が設置されている。これらの迎撃兵器を活用しつつ古龍に立ち向かうのだが,各兵器の使用方法は特殊なため,予備知識なしに使いこなすことは困難だ。
簡単に説明しておくと,バリスタ/大砲は,事前にフィールドで弾を“採集”しておく必要がある(バリスタの弾は支給品ボックスで入手可能な場合あり)。
バリスタの場合,「バリスタの弾」を所持した状態でアイテムを使用すると射撃モードに移る。[カメラリセット]ボタンか[ガード]ボタンで照準を表示し,[調べる]ボタンで発射する。
大砲の場合,一度に持てる弾は一つだけで照準の調整などはできない。運搬時と同じ要領で弾を大砲のところまで運び,大砲の前で[調べる]ボタンを押すと発射する。
撃龍槍は,スイッチの前で[調べる]ボタンを押すだけで発動するという簡単なもの。ただし,一度使用すると10分程度再使用できない点には注意。
迎撃兵器を使える場所や,バリスタ/大砲の弾の採取可能場所などは,公式サイトのゲームガイドで操作方法を確認しつつ,実際に古龍見物がてらにクエストに出かけて確認しておくといいだろう。
漢字表記は「老山龍」で,異名はなし。モンスターハンターシリーズ最大の古龍で,体力/肉質ともに最高クラスの強靱さを誇る。
ラオシャンロンの弱点は,頭(顔)/腹/背中となり,これらの場所に加え,両肩が部位破壊可能だ。剣士の場合,基本的に腹を狙うことになる。両肩の部位破壊を狙う場合,足を攻撃してダウンさせたあと,腕を攻撃するといい。ガンナーの場合,背中の攻撃を中心に,部位破壊可能な頭や両肩も狙っていこう。
なお,ラオシャンロンが登場する古龍迎撃戦には上位クエストも用意されている。上位クエストでは,撃退はともかく討伐の難度はさらに高くなる。討伐目的の場合,攻撃力の高い双剣三人+攻撃力アップ効果が演奏できる狩猟笛一人など,クエストメンバーの武器構成も考慮する必要が出てくる。
古龍クエストに登場するクシャルダオラとは,体色と入手可能な素材が異なるが,基本的な行動と攻略法は同じ。マップの各所で「支給用大タル爆弾」などが採集できるので,クシャルダオラが上空に舞い上がったときなどに使用すると効果的だ。なお下位クエストでは,体力が一定以下になるとクシャルダオラが逃げ出すので討伐はできない。
塔マップで戦う場合よりも,ヤマツカミがアクティブに動き回る。とくにボディプレス攻撃の予備動作が把握しにくいので,慣れないうちは注意が必要だろう。なお筆者の経験では,防御力500強で体力150の状態でも,ヤマツカミのボディプレス攻撃1回で力尽きてしまった。
というわけで,週刊連載という形でMHFを取り上げる機会は今回で終了となる。連載とは別の形で不定期に企画記事を掲載していくので,今後とも4GamerのMHF記事に注目していただければと思う。
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モンスターハンター フロンティアZ
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