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マブラヴ オルタネイティヴ公式サイトへ
  • アージュ
  • 発売日:2006/09/22
  • 価格:7140円(税込)
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「マブラヴ」バカが秋葉原に集結。都育成条例についてのディスカッションまで繰り広げられた,アージュファンイベント「第2回 国際オルタバカ会議」レポート
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印刷2011/01/20 16:51

イベント

「マブラヴ」バカが秋葉原に集結。都育成条例についてのディスカッションまで繰り広げられた,アージュファンイベント「第2回 国際オルタバカ会議」レポート

画像集#001のサムネイル/「マブラヴ」バカが秋葉原に集結。都育成条例についてのディスカッションまで繰り広げられた,アージュファンイベント「第2回 国際オルタバカ会議」レポート
※本稿には,「マブラヴ」および「マブラヴ オルタネイティヴ」についての,重大なネタバレが含まれています。

 年の瀬も迫った2010年12月29日,東京・秋葉原の秋葉原UDXギャラリーにて,PCゲームメーカー・アージュが主催する同社のファンイベント「第2回 国際オルタバカ会議」が開催された。このイベントは同ブランドから発売されているPC用ノベルゲーム「マブラヴ」および「マブラヴ オルタネイティヴ」シリーズのファンに向けたトークイベントである。同シリーズの開発スタッフから,出演声優陣,また同作に深い縁をもつゲストスピーカーが数多く登壇し,作品内外のさまざまな話題について,濃いトークを繰り広げた。

 都度休憩を挟みながらも,7時間という長丁場におよんだ本イベントだが,本稿ではその中から,筆者がとくに興味深いと感じた,第2部のトークセッション「東京国際オルタフェア2010」を中心に,(半ば個人的な趣味全開で)イベントの模様をお伝えしていこう。
 なお,このイベントが「マブラヴ オルタネイティヴ」ファンの集いという性格上,本文中はネタバレ全開(というか同作をプレイしている事が前提)である。もし読み進めるなら,その点については十分理解したうえでお願いしたい。

全年齢版「マブラヴ」公式サイト


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画像集#035のサムネイル/「マブラヴ」バカが秋葉原に集結。都育成条例についてのディスカッションまで繰り広げられた,アージュファンイベント「第2回 国際オルタバカ会議」レポート

 まずは「マブラヴ」と「マブラヴ オルタネイティヴ」について,軽くおさらいしておこう。

「マブラヴ」
画像集#013のサムネイル/「マブラヴ」バカが秋葉原に集結。都育成条例についてのディスカッションまで繰り広げられた,アージュファンイベント「第2回 国際オルタバカ会議」レポート
 本作「マブラヴ オルタネイティヴ」は,2003年2月にアージュより発売されたPC用アダルトゲーム「マブラヴ」の続編として制作されたアドベンチャーゲームである。続編という形ではあるものの話は連続しており,マブラヴからマブラヴ オルタネイティヴまでが一つの物語と考えたほうがよい。
 当初は王道学園ラブコメという触れ込みで発売されたマブラヴだったが,その事前情報は壮大な“釣り”であったことが発売後に判明する。確かに同作の序盤は王道的なラブコメとして展開するものの,ギャルゲーのお約束として各ヒロインを攻略していくうちに,プレイヤーは突如,廃墟と化した世界と対面することになる。
 瓦礫に埋もれた自宅には大破したロボットが擱座しており,ヒロインとデートしたはずの町並みは,煤けた荒野へと変わり果てる。そこは元の地球と似た背景を持ちながらも,BETAと呼称される宇宙生物の侵略により,人類が絶滅の危機に瀕した異世界であったのだ。
 状況に流されながらも,唯一BETAに対抗できるロボット兵器“戦術機”のパイロットとなった主人公・白銀武は,元の世界に帰る方法を模索しながらも,こちらの世界のヒロイン達と共に人類の存亡をかけた,悲壮な戦いに臨むこととなる。

「マブラヴ オルタネィティブ」
画像集#005のサムネイル/「マブラヴ」バカが秋葉原に集結。都育成条例についてのディスカッションまで繰り広げられた,アージュファンイベント「第2回 国際オルタバカ会議」レポート

 2006年2月に発売された続編「マブラヴ オルタネイティヴ」は,主人公・白銀武が前作の世界で時間を遡り,人類を勝利に導こうとする物語である。人類vs.宇宙生物という,ハインラインの“宇宙の戦士”を彷彿とさせるミリタリー色の強いSF設定と“戦術機”デザイン,同社の人気タイトル「君が望む永遠」「君がいた季節」などともリンクした世界観と魅力的な美少女キャラクター達,悲壮な物語を盛り上げるスクリプト演出,JAM Projectによる楽曲提供などで,今なお多くのファンを楽しませている。
 その後はファンディスク「マブラヴ オルタードフェイブル」やゲーム化が決定している「トータル・イクリプス」,前日譚である「シュヴァルツェスマーケン」の他,模型誌などを中心に,スピンオフストーリーがいくつも発表されており,アダルトゲームに手を出しにくい人や未成年でも楽しめるよう,全年齢版も発売されている。

キャラクターゲーム考現学 第25回:王道と代案とギャル「マブラヴ」「マブラヴ オルタネイティヴ」


イベントのオープニングを飾ったのはWebラジオ「八木たかおの荒野のコナイパー 特別版」。ゲストに歌手の美郷あきさんを迎えて,ゆるいトークを繰り広げた。ちなみに美郷あきさんは「マブラヴ オルタネイティヴ クロニクルズ01」に収録された「マブラヴ アンリミテッド ザ・デイアフター」の主題歌を担当している
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第1部のトークショーでは,コトブキヤやホビージャパンといった模型メーカー,模型雑誌の担当者や,コミック版の漫画家などを迎えて,メカを中心とした話題に花が咲いた。ゲストには「フルメタル・パニック!」といったタイトルで知られる小説家の賀東招二氏も参加し,熱いロボットトークを展開
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「オッサンになると,自分は主役機に乗れないという現実を知るから,どうしても量産機に肩入れしてしまう」という賀東招二氏。「ガンダムUC」でスタークジェガンがクシャトリヤにやられたときは,悔しくて眠れなかったという
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では一番好きなロボットは? 全員が示し合わせたかのように本作の主役メカ“武御雷”を挙げる中,「マブラヴ オルタネイティヴ トータル・イクリプス」コミック版を担当するイシガキタカシ氏の答えは“マルチ”。その気持ち,分かります


好きなヒロインから都育成条例まで
濃いトークが炸裂した「東京国際オルタフェア2010」


 それではイベントの内容に移っていこう。ロボットトークで盛り上がった第1部から30分ほどの休憩を挟み,開始された第2部「東京国際オルタフェア2010」では,まずイベントを通して司会を務めたアージュ代表の吉宗鋼紀氏(以下,吉宗氏)と,シナリオライターの維如星氏,作家の内田弘樹氏(以下,内田氏),そしてエンターブレインの比企利至氏(以下,比企氏)の4名が登壇,現在開発中の新作「マブラヴ オルタネイティヴ クロニクルズ 02」と,テックジャイアン誌上で展開中の「マブラヴ オルタネイティヴ シュヴァルツェスマーケン」の開発状況・新情報などが語られた。こちらも個人的にはかなり興味深い話・スライドが続出だったのだが,こちらはアダルト/他誌掲載作品ということで,涙を飲んで割愛させていただく。

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「マブラヴ オルタネイティヴ クロニクルズ 02」の新PVも公開に
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「マブラヴ オルタネイティヴ シュヴァルツェスマーケン」は,東西ドイツが舞台の物語だ

東氏「Twitterで吉宗さんのフォロワーが,僕をアージュのWebラジオに呼んだらどうかって。吉宗さんは『そんな文化人が出てくれるわけない』って答えてたんですが,僕出ますって即答して(笑)」
画像集#015のサムネイル/「マブラヴ」バカが秋葉原に集結。都育成条例についてのディスカッションまで繰り広げられた,アージュファンイベント「第2回 国際オルタバカ会議」レポート

 会場がどよめきに包まれた新情報に続いて,ここでさらなる追加ゲストのお二方が登壇となった。吉宗氏の紹介ともに舞台に登場したのは,批評家の東 浩紀氏(以下,東氏)と,民主党議員の高橋昭一氏(以下,高橋氏)。

 東氏は,この手のジャンルに造詣の深い作家・批評家として知られており,現在は早稲田大学の文化構想学部で教鞭を執っている人物だ。マブラヴシリーズは以前よりプレイしていたものの,本格的なコンタクトは,Twitterがきっかけとなった2010年8月のラジオ出演からとのこと。

 対する高橋氏は,一昨年冬のコミックマーケット77のドワンゴブースで行われた,ニコニコ生放送収録にてゲストとして登場して以来,マブラヴシリーズに “造詣の深い”政治家として話題になった人物である。その“造詣の深さ”はちょっと尋常ではないほどで,自身のWebサイトには,マブラヴシリーズへの思い入れを綴った,こんなページが用意されているほど。

自身の選挙演説で,作中に登場する名シーン,ラダビノッド司令の演説をベースにしたこともあるという高橋氏。また安全保障委員会の場では,煌武院悠陽殿下の台詞を引用し,自衛隊の給与引き下げに反対したという逸話も。「ある方は言われました,すべての人々の思いを遂げられる答えが常にあなたの前に用意されているわけではないと」
画像集#014のサムネイル/「マブラヴ」バカが秋葉原に集結。都育成条例についてのディスカッションまで繰り広げられた,アージュファンイベント「第2回 国際オルタバカ会議」レポート


ファンからの質問「一番好きなシーンは?」


画像集#023のサムネイル/「マブラヴ」バカが秋葉原に集結。都育成条例についてのディスカッションまで繰り広げられた,アージュファンイベント「第2回 国際オルタバカ会議」レポート
 ここからのトークは,事前にTwitterで募集が行われた,ファンからの質問に答える形で行われた。最初の質問は「皆さんが個人的に一番好きな場面は?」。この質問に対し,高橋氏は国連所属の戦術機が登場する場面を挙げた。同作の国連所属機には肩に“UN”のペイントが入っていて,NGO活動などで海外をまわった経験と合わせて,そのかっこよさに惚れ込んだそうだ。

 それを受けた東氏は,本作が世に出た時期に,PKOやPKFによる海外派兵が話題となっていたことに触れ,そのあたりの議論が現在はうやむやになってしまっていることを指摘。また吉宗氏からは,ゲーム制作当時,盛り上がりつつあった愛国思想ブームに対する複雑な想いや,アジア圏における反日運動の高まり,新潟県中越地震などに配慮し,数度にわたって大規模なシナリオや設定の変更をせざるを得なかった,という制作裏話が披露された。

 さらに阪神・淡路大震災で瓦礫と化した街を見て,それから政治の道を志したという高橋氏は,JAM Projectが歌う本作の主題歌「未来への咆哮」の歌詞冒頭を聞いて,その光景がありありと思い出されたという。イベントの初っぱなから,「ひょっとしてマブラヴは国策でつくられたんじゃないかと疑った」と発言するなど,ちょっと暴走気味な気もするが,まぁいいたいことは分からんでもない。

そのほかの回答もこちらに合わせて掲載しよう。
維如星氏「遙がBETAに殺されて,その仇を取ろうとする武を水月が止めるところ。一番仇を討ちたいはずの水月が,というあのシーンはガチ泣きしましたね」
内田氏「横浜基地攻防戦。予想外のことが連続して起こるという,危機管理能力が問われる部分。燃えましたね。」
比企氏「みちるの最期。武を気遣いつつ,自分の使命を果たしつつ,後に続く者に対しても,きっちり伝えるべきものを残していく。その散り様です。」
東氏「みんな真面目に答えていて申し訳ないんですけど,僕は純夏がBETAに蹂躙されるシーンが(笑)。いやマジメな話,今まで積み上げてきたものが,あそこで組み上がって,すごく泣けるんです。」
高橋氏「純夏が自分から武をさけようとするあのシーンが泣けます。オルタの純夏は切ないです」
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ファンからの質問「好きなヒロインは?」


比企氏「まりもちゃんは,厳しさの中に本当の優しさを持ったキャラクター。自分が嫌われ者になろうと,自分が成すべきことはきっちり成して前に進もうとするのが好きですね。」
吉宗氏「マヴラヴって基本的に親が出てこないので,そこで不完全ながら親代わりになろうとする“まりも”はとても大きい存在。武が最初に超えるべきハードルとしても,大事にしたつもりです。そういうキャラが好きっていう比企さんはもしや相当なマザコンでは?(笑)」
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 続いての質問は,「好きなヒロインと,その理由は」。この質問はもう,来場した観客を含め,本作の二大ヒロイン“純夏”派と“冥夜”派の対決という形となった。登壇したスピーカーの中では,純夏派は維如星氏,東氏,高橋氏の3名,冥夜派は内田氏のみである(ちなみに比企氏はまりもちゃんを挙げた)。来場者に挙手を求めたところでは,ほぼ同数か,冥夜の方が少し多いくらいだったようである。

 純夏派の意見としては,お三方ともに彼女が背負っている運命,メインヒロインたる純夏の物語そのものに,抗うことのできない魅力を感じているようだった。
 東氏は純夏の置かれた状況を,プレイヤーが罪悪感を感じずにはいられない“良い”設定だという。ギャルゲーにはよくあることなのだが,各ヒロインのルートに入った後,ほかの選ばれなかったヒロイン達が,主人公達の応援にまわったり,都合良く出てこなくなったりする。吉宗氏は,こういった展開にどうにも納得できず,出てこなくなったキャラたちが何をどう思っているのかが,常々気になっていたと言う。裏を返せば,アージュの代表作である「君が望む永遠」「マブラヴ」も,いわば“選ばれなかったヒロイン”にこそ光を当て,描いた作品といえるかもしれない。
 いつまでも主人公を待ち続ける純夏を,維如星氏は「一途」だといい,東氏は「最初からちょっと危ないと思ってた(笑)」という。でも結局は「逃げられなかった」のだそうだ。高橋氏は「初恋の人が幼馴染みだったので」と前置きしつつも,「マブラヴ」エクストラの冥夜ルートをプレイした時は純夏に対して心の中で謝りっぱなしだったのだとか。

冥夜派の内田氏は,とにかくその報われなさをプッシュ。内田氏「必死に自分の感情をこらえて,成すべき事を成そうとする律儀さとか,それでも想いを口にせざるをえなかったシーンとかが……」
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ファンからの質問「都育成条例と著作権侵害について」


都育成条例のみならず,著作権侵害や違法ダウンロードによるコンテンツ消滅問題などについての議論も。
東氏「法律というより仕組みの問題。P2Pネットワークでやりとりって結構リスクが高いし面倒くさいので,もう少し手軽なダウンロード販売が普及すれば減っていくんじゃないですか」
維如星氏「(ネットでの購入厨やタダでプレイするのが勝ち組という風潮に対して)僕なんか喜んでお金払っちゃう方なんで,お金を使う人こそ勝ち組だと思ってますけど」
内田氏「作家としての心構えとしては,たとえそんな状況でも,お金を払う価値のある作品を作っていきたいですね」
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 最後の質問は,最近何かと話題の“青少年健全育成条例”(以下,都育成条例)についての質問だ。これは“青少年の健全な育成”を目的とし,マンガやアニメの過激な性表現などを東京都が規制しようとするもので,(現時点で条文を素直に解釈すれば)もちろんPCゲームやコンシューマゲームなどもその対象となりえる(関連:東京都青少年の健全な育成に関する条例および規則について)。
 規制の対象となる表現の“基準”が曖昧すぎることから多くの議論を呼び,またこれに反対する大手出版社や関連企業が,都が主導する「東京国際アニメフェア」への参加を取りやめるなどの動きで注目を集めている。

 質問内容は,今回登壇したスピーカーに,都育成条例や違法ダウンロードやファン活動という名の著作権侵害が日本のオタクコンテンツを消滅させるのではないかという危惧についての見解を求めるもので,これに対して議論の焦点は都の育成条例に。
 東氏は,規制反対派である自身の立場を明らかにした上で,感情的な声を荒らげるのではなく,規制賛成派を対話のテーブルに着かせるための冷静な信頼関係の構築,パイプ作りが重要であるとコメントした。

 東氏は雑誌などの既存メディアや,ニコニコ生放送などでの議論の場などにおいて,規制賛成派が取り合ってくれない(テーブルについてくれない)という現状を指摘し,都知事である石原慎太郎氏や,副都知事の猪瀬直樹氏への個人攻撃に終始しているばかりでは,こちらの声が相手に届くことはないだろうと語った。
 また現実問題として,条例はすでに公布済みであることから,問題はどう運用するか,という段階へ入っているとし,規制反対派が賛成派を説得しなければならない状況であると強調。規制反対派主導の場であっても,賛成派が足を向けやすい(少なくとも議論ができる相手だと思わせる)環境作りを目指すべきだと熱弁を振った。

2010年12月21日に発刊された,東氏が編集長を務めるミニコミ誌「思想地図β」では,現代美術家の村上 隆氏,猪瀬直樹氏との対談が収録されている。同対談には,意図的に過激ともとれるイラストが添えられているのが特徴だ。右は「マブラヴ オルタネイティヴ」のコミック版も手がける蒔島 梓氏のイラスト。東氏「ここにいらっしゃる方にはこのイラストの意図を正確に汲んでもらえる思います。背景に描かれている島は……(笑)」
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 また東氏は,上記とは別のレイヤーの話として,規制反対派は全世界に対しても説明責任を負うことを自覚すべきだと展開。今でこそ“ロリコン文化”という形で,国内である程度市民権を得ているイラスト表現であっても,(実情はどうあれ)海外から見るとグロテスクに取られてしまうことが多々ある。海外における“チャイルドポルノ的なもの”への嫌悪感は,日本人が考える以上のもので,オタク文化を守るのであれば,それに対する自衛策=本物のチャイルドポルノの摘発,ゾーニングの徹底,理論武装などを,これまで以上に推し進める必要があると語った。

東氏「秋葉原に行けば8歳の女の子の水着DVDがエロマンガの隣で普通に売られているし,オタク系サイトにはジュニアアイドルのきわどい広告バナーが張ってある。チャイルドポルノとアニメ・ゲームは違うんだって主張するなら,そこは分けとかないとおかしいですよね」
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トークショーの後も,イベントはまだまだ続いた。「ラジオ トータル・イクリプス」の公開録音では,トータル・イクリプスのヒロイン,篁唯依を演じる声優の中原麻衣さんとクリスカ役の生天目仁美さんが登場して,トークを盛り上げた
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最後はじゃんけん大会によるプレゼント抽選も。右は目玉のコトブキヤのプラキット「武御雷 Type-00F 篁唯依機」。なんと未発売の商品とのことだ
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会場に展示されていた,各メーカーの戦術機フィギュアたち
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