ニュース
[韓国ゲーム事情#523]「ギルド ウォーズ」韓国での新課金方式が発表に。次のパッケージ版は11月発売か
「ギルド ウォーズ」韓国での新課金方式が発表に。次のパッケージ版は11月発売か(2006/4/12)
Text by Kim Dong Wook特派員
NCsoftは,「Guild Wars Chapter2: Broken Alliance」(邦題 ギルド ウォーズ Campaign2 戦乱の章)の,韓国での課金方式とサービス日程を,4月5日に行われたプレスカンファレンスで明らかにした。
同社は,パッケージを購入すれば追加費用なしで楽しめる「ライセンス課金」に加えて,日本でも採用されている「月額制」を新しく導入すると発表した。「ライセンス課金」は,Chapter1と同じ4万9500ウォン(約6100円)で,どちらか一つを購入すれば,もう一つは40%分割り引きされた2万9700ウォン(約3660円)で買える。また PC Bang向けの「ビジネスライセンス」は既存の6万6000ウォン(約8100円)から25%分割り引きされた4万9500ウォンになり,個人向けと同じくらいの価格に調整された。
一方,「月額制」は個人プレイヤーを対象に1か月9900ウォン(約1200円)で,PC BangのすべてのPCから同ゲームに接続できる「All IP」は9万9000ウォン(約1万2200円)になるとのこと。
NCsoftは,Chapter1の発売が始まったときの戦略に問題が多かったと判断し,本作はより慎重にプロモーションを行うようだ。事実,プレスカンファレンスでは,本作の国内総括マネージャーであるCho Woo Joo氏が「Chapter1では,韓国のゲーマー達が何を要求していたのか明確に把握できていませんでした。e-Sports的な部分はアピールできて,ある程度は話題になったのですが,RPG的な要素が不足しており,かなり多くのプレイヤー達を逃してしまいました」と大ヒットに至らなかった原因を語っていた。
NCsoftはChapter1の問題点を補う意味も込め,世界で唯一本作のオープンβテストを行う。1週と2週を使いRPG部分をプレイヤー達に慣れてもらい,3週目以降にPvP要素を実装するなど,段階的にコンテンツを追加していくようだ。
また,プレスカンファレンス終了直前,次のパッケージ版に関してCho Woo Joo氏が「全世界のギルド ウォーズ担当者達がシアトルに集まり,会議を行いました。その場で,1作目と2作目の間隔が空き過ぎてしまったという話になり,今後は必ず6か月ごとに新作を公開すると決まりました」とコメントした。これが事実だとすると,次のパッケージ版は11月頃には出ることになる。
半年ごとに新作を公開するとなると,頻繁に情報も出てくると考えられる。今後も引き続き本シリーズの動向に注目していきたい。
- 関連タイトル:
ギルド ウォーズ Campaign2 戦乱の章
- この記事のURL: