Dellの日本法人であるデルは，
Ultrabookカテゴリに属するノートPCで同社初となる
「XPS 13」を本日（2012年3月13日）より
同社直販サイトや家電量販店などで発売する。それに合わせて報道関係者向け発表会を開催し，XPS 13の特徴などを語った。
ALIENWAREブランドの登場により，もはやゲーマー向けシリーズでは無くなってしまったXPSシリーズなので，4Gamerの読者にはあまり興味のない話かもしれないが，Dell初のUltrabookということなので，発表会の様子を基にXPS 13を紹介してみたい。
●XPS 13
Intelが提唱するUltrabookカテゴリに属するノートPCで，Dell製で同カテゴリに属する製品は初となる。製品のキャッチコピーは「未来は､細部に宿る。」だ
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今回発表されたXPS 13は，13.3インチで1366×768ドット解像度の液晶パネルを採用し，最薄部が約6mmで最厚部でも約18mm，重量が1.36KgとなるノートPCだ。CPUやストレージ容量の違いなどで
「スタンダード」「プレミアム」「プラチナ」の3モデルが用意されている。
スタンダードモデルでは，デュアルコアの「Core i5-2467M/1.6GHz」と容量128GBのSSDが採用されている。プレミアムモデルはCore i5-2467Mと容量256GBのSSD，プラチナモデルはデュアルコアの「Core i7-2637M/1.7GHz」と容量256GBのSSDという組み合わせだ。デルによると，バッテリー駆動時間は，スタンダードモデルで8時間53分，プラチナモデルで8時間11分になるとのこと。
直販サイトでの価格は，スタンダードモデルが
8万9980円，プレミアムモデルが
10万9980円，プラチナモデルが
12万9980円（いずれも税込）となっている。細かいスペックを下に掲載したので，気になる人は確認してみてほしい。
天板にはアルミ素材，筐体にはカーボンファイバー素材がそれぞれ採用したことで，強度を確保しているという
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インタフェース類は左右側面に備わっている。左側面部（写真左）には，ヒンジ側から順にACアダプタ用のコネクタ，USB 3.0ポート，ヘッドフォンジャック，右側面部（写真右）には，ヒンジ側から順にMini DisplayPort，USB 2.0ポート，「バッテリー残量確認ボタン」が搭載されている。バッテリー残量確認ボタンを押すと，PCを起動させずとも写真のようにLEDでバッテリー残量を目視できるわけだ
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 XPS 13のキーボード部。それぞれのキーが独立したアイソレートタイプとなっている |
 ヒンジ部から手前にかけて薄くなっているデザイン。最薄部は約6mmとのことだ |
●XPS 13 スタンダードモデルの主なスペック
- CPU：Core i5-2467M/1.6GHz（L2キャッシュ容量256KB×2，L3キャッシュ容量3MB，Intel Turbo Boost Technology有効時の最大動作クロック2.3GHz）
- マザーボード：詳細非公開
- メインメモリ：PC3-10600 DDR3 4GB
- GPU：Intel HD Graphics 3000（CPUに統合）
- ストレージ：SSD（容量128GB，転送速度非公開）
- 光学ドライブ：なし
- 有線LAN：なし
- 無線LAN：IEEE 802.11a/g/n準拠
- サウンド機能：オンボード＋内蔵スピーカー
- ディスプレイ：13.3インチ液晶，1366×768ドット解像度，グレア（光沢）タイプ
- 入力機器：日本語キーボード，タッチパッド
- そのほかの主な搭載機能：とくになし
- 本体サイズ/重量：316（W）×205（D）×6〜18（H）mm/1．36Kg
- OS：64bit版Windows 7 Home Premium
- 付属品：とくになし
●XPS 13 プレミアムモデルの主なスペック
- CPU：Core i5-2467M/1.6GHz（L2キャッシュ容量256KB×2，L3キャッシュ容量3MB，Intel Turbo Boost Technology有効時の最大動作クロック2.3GHz）
- マザーボード：詳細非公開
- メインメモリ：PC3-10600 DDR3 4GB
- GPU：Intel HD Graphics 3000（CPUに統合）
- ストレージ：SSD（容量256GB，転送速度非公開）
- 光学ドライブ：なし
- 有線LAN：なし
- 無線LAN：IEEE 802.11a/g/n準拠
- サウンド機能：オンボード＋内蔵スピーカー
- ディスプレイ：13.3インチ液晶，1366×768ドット解像度，グレア（光沢）タイプ
- 入力機器：日本語キーボード，タッチパッド
- そのほかの主な搭載機能：とくになし
- 本体サイズ/重量：316（W）×205（D）×6〜18（H）mm/1．36Kg
- OS：64bit版Windows 7 Home Premium
- 付属品：とくになし
●XPS 13 プラチナモデルの主なスペック
- CPU：Core i7-2637M/1.7GHz（L2キャッシュ容量256KB×2，L3キャッシュ容量4MB，Intel Turbo Boost Technology有効時の最大動作クロック2.8GHz）
- マザーボード：詳細非公開
- メインメモリ：PC3-10600 DDR3 4GB
- GPU：Intel HD Graphics 3000（CPUに統合）
- ストレージ：SSD（容量256GB，転送速度非公開）
- 光学ドライブ：なし
- 有線LAN：なし
- 無線LAN：IEEE 802.11a/g/n準拠
- サウンド機能：オンボード＋内蔵スピーカー
- ディスプレイ：13.3インチ液晶，1366×768ドット解像度，グレア（光沢）タイプ
- 入力機器：日本語キーボード，タッチパッド
- そのほかの主な搭載機能：とくになし
- 本体サイズ/重量：316（W）×205（D）×6〜18（H）mm/1．36Kg
- OS：64bit版Windows 7 Home Premium
- 付属品：とくになし
XPS 13が備える4つの「驚き」とは
XPS 13を手に製品概要を紹介する秋島健一氏（デル マーケティング本部 コンシューマー＆SMBブランド チームマネージャー）
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XPS 13の製品概要を説明したデルの
秋島健一氏によれば，XPS 13は，以下に挙げる4つの「驚き」を備えているとのこと。
- 「驚くほどスマートでエレガントなボディ」
- 「驚くほどコンパクトでありながら，頑丈な大画面」
- 「驚くほどスピーディーな起動」
- 「驚くほどのサポート」
それぞれどういうことなのかを順に説明していこう。
まずは1つめの「驚くほどスマートでエレガントなボディ」だ。天板には指紋や傷が付きにくいアルミ素材，筐体にはカーボンファイバー素材を採用したことで耐久性と軽量化を実現したという。キーボードは，各キーが独立したようなデザインのアイソレートタイプで，バックライトを備えているため，デザインだけでなく実用性も兼ね備えているとのこと。これらの特徴により，XPS 13ではスマートでエレガントなボディを実現できたと秋島氏は述べている。
2つめの「驚くほどコンパクトでありながら，頑丈な大画面」は，11インチクラスの筐体ながら，13.3インチサイズの液晶パネルを搭載しており，液晶パネル面にはCorning製の強化ガラス「Gorilla Glass」を採用しているとのこと。一般的な11インチクラスのノートPC比で24％の大画面化，一般的な13インチ液晶パネル搭載ノートPC比で14％の小型化を実現しているという。
3つめの「驚くほどスピーディーな起動」とは，Ultrabookに採用されている「Intel Rapid Start Technology」を独自カスタマイズによって強化したことによる特徴だ。それにより，1秒でスリープモードからの復帰，4秒で休止状態から復帰，そして8秒で電源オフから起動するという。また，Ultrabookの機能である「Intel Smart Connect Technology」にも当然対応しているため，休止状態でメールやSNSなどの更新情報を取得することができ，復帰時に更新情報がすぐに反映されるとのことだ。
4つめの「驚くほどのサポート」は，2012年1月よりデルが
行っているサポートサービス「プレミアム電話サポート」のことを指している。プレミアム電話サポートとは，24時間365日電話でのサポートが受けられるというもので，ハードウェアだけでなくソフトウェアのトラブルもサポート対象になるという。それに加えて，XPSシリーズの標準保守サービスである「翌営業日訪問修理サービス」にも対応するので，サポート体制は万全だと秋島氏はアピールする。
そのほか発表会では，XPS 13のプロモーション展開について，いくつかのキャンペーンが実施されることが明らかとなっている。そのなかの
「XPS 13 Ultrabook発売記念キャンペーン」では，FerrariとCOLNAGOのコラボレーションによる180万円相当のロードバイクが，抽選で1名にプレゼントされるとのこと。
キャンペーンサイトから誰でも応募可能となっているので，気になる人はチェックしてみるといいだろう。
発表会では，XPS 13 Ultrabook発売記念キャンペーンの賞品となる180万円のロードバイクも披露された
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2012/03/13 15:27
XPS
