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【PR】G-Tuneの最上位モデルが実現する“フルHD+”ゲーム環境
マウスコンピューターのゲーマー向けPCブランド「G-Tune」には,対象となるユーザーに合わせていくつかのサブブランドが用意されているが,そのなかで,徹底したハイスペック路線を追求しているのが,「代表作」「傑作」の意味を持つ「MASTERPIECE」シリーズだ。
そして,その最新モデルとなるのが,2009年6月に発売された「MASTERPIECE V1200MV3」である。
3-way NVIDIA SLI(以下,3-way SLI)に,Core i7,総容量12GBのメインメモリ,高速SSDがすべて標準搭載というのは,ややもするとオーバースペック気味に聞こえるかもしれないが,こういった超ハイエンドマシンを手に入れると,ゲーム環境はどう変わるのだろうか? 今回は,MASTERPIECE V1200MV3の検証を通じて,ハイエンドのゲーム用PCが持つ可能性を考察してみたいと思う。
MASTERPIECE V1200MV3は,BTO(Build To Order,受注生産方式)標準構成で,シングルGPU仕様としては原稿執筆時点で最速の「GeForce GTX 285」グラフィックスカードを3枚搭載。これに,現行最速のクアッドコアCPU「Core i7-975 Extreme Edition/3.33GHz」(以下,Core i7-975)が組み合わされた,これ以上ないほどの構成を採用するのが大きな特徴だ。
また,OSとして64bit版Windows Vista Ultimateがプリインストールされ,容量2GBのPC3-8500 DDR3 SDRAMモジュールを6枚,計12GB分搭載するのもトピックといえるだろう。古めのゲームやオンラインゲームとの互換性に若干の懸念があるものの,最先端の3Dゲームをプレイするにはむしろ望ましいとされている64bit OSを選択することで,新世代のハイエンドPCゲーム環境を先取りしたシステムになっているというわけである。
以上,GPUとCPU,メインメモリ容量という,ゲームパフォーマンスを左右する主なスペックに妥協はまったく見られないのだが,実のところMASTERPIECE V1200MV3は“それだけ”に留まらない。システムディスクとして,Intel製SSDを採用しているのだ。
フラッシュメモリを用いて製造されるSSDは,機械的なシークが必要ないため,ランダムアクセス性能がHDDと比べて圧倒的に高いのだが,なかでも転送速度に定評のある「X25-M Mainstream SATA SSD」(容量80GB,型番:SSDSA2MH080G1GC)を搭載することで,ハイエンドPCにおいてボトルネックとなりやすいストレージ周りの性能は,大幅に引き上げられている。システムドライブなので,Program Files(やProgram Files(x86))フォルダにゲームをインストールすれば,起動や各種ローディング時間の短縮にも効果を期待できる点はポイントが高い。
同時に,回転数7200rpmで容量1TBのHDDも搭載することで,容量の問題へ対処している点も見逃せないところである。
USBやIEEE 1394,サウンド入出力といった端子に,本体の前面からアクセスできる点や,プロゲーマー御用達で知られるRazer USA製のゲーマー向けワイヤードマウスが付属する点もぬかりなく,総じて,一切の妥協を廃したスペックになっていると述べていいだろう。
では,そのようなスペックは,どのような形でパフォーマンスとして結実しているのか。今回は,MASTERPIECE V1200MV3の標準構成を,シングルGPU仕様で動作させた状態と比べてみることにしたい。ハイエンドのゲーマー向けPCは,シングルGPU仕様が一般的なので,そんな“よくあるハイエンドPC”と,MASTERPIECE V1200MV3の違いを明らかにしてみようというわけである。
なお,テスト対象となる解像度は,ハイエンド機にふさわしい1920×1200/2560×1600ドットに限定した。現行世代のゲーム機が出力可能な最高解像度となる“フルHD”――1920×1080ドットをサポートする以上,ハイエンドPCはそれ以上の,言うなれば“フルHD+”な設定で快適にプレイできてしかるべきだからだ。
テスト環境となる,V1200MV3標準構成の主なスペックは表のとおりである。
テストに当たってのグラフィックス設定は,基本的に,アンチエイリアシング,テクスチャフィルタリングをともに利用しない状態(以下,標準設定)と,できる限り画面の見栄えをよくすべく,8xアンチエイリアシングと16x異方性フィルタリングを適用した状態(以下,8x AA&16x AF)の2種類。3Dベンチマークソフトは,「3DMark Vantage」(Build 1.0.1)と,4Gamerのベンチマークレギュレーション7.0から,「Crysis Warhead」「Left 4 Dead」「Call of Duty 4: Modern Warfare」(以下,Call of Duty 4)「ラスト レムナント」を採用した。
3DMark Vantageでは,デフォルト設定となる「Performance Preset」と,最もグラフィックス描画負荷の高い「Extreme Preset」で,総合スコア「3DMark Score」と,GPUスコア「GPU Score」のスコアをチェックすることにしている。
というわけで,まずは,DirectX 10世代の3Dベンチマークソフトである3DMark Vantageの結果から見てみよう(グラフ1,2)。スペースの都合により,グラフ内では,MASTERPIECE V1200MV3の3-way SLI構成を「V1200MV3(3-way)」,同シングルカード構成を「V1200MV3(1-way)」と表記しているが,3-way SLI構成時とシングルカード構成時とを比較すると,Performance Presetで約2倍,Extreme Presetでは2.5倍以上という,非常に大きなスコアの違いを確認できる。
この大差は,果たして実際のゲームでも維持されるだろうか? グラフ3,4は,FPS「Crysis Warhead」の標準設定と8x AA&16x AFで,それぞれベンチマークスコアを比較したグラフだ。
4Gamerのベンチマークレギュレーション7.0では,圧倒的に描画負荷の高いCrysis Warheadをプレイ可能な最低ラインを平均25fps,快適にプレイできるラインを40fpsと規定しているが,GeForce GTX 285のシングルカードでは,標準設定でさえ,プレイアブルな水準に達していない。これに対して,MASTERPIECE V1200MV3の3-way SLI構成だと,8x AA&16x AF設定でもストレスなくプレイできるレベルを保っているわけである。
グラフ5,6は,FPS「Left 4 Dead」のテスト結果をまとめたものだ。本作は,描画負荷がそれほど高くなく,とくに標準設定であれば,GeForce GTX 285のシングルカードでも,十分なフレームレートを確保できているため,3-way SLIである必要性はそれほどないと思うかもしれない。
ただ,ここで注意したいのは,アンチエイリアシングとテクスチャフィルタリングの効果だ。右に示したのは,1920×1200ドットでLeft 4 Deadのリプレイデータからキャプチャしたもの。リプレイ中のキャプチャであるため,100%同じシーンではないことは注意してほしいが,標準設定と8x AA&16x AFでは,画面の見栄えがこれだけ異なる。ハイエンドゲーム環境らしいグラフィックスがどちらであるかは,説明するまでもないだろう。
そして,これだけの違いをもたらす8x AA&16x AF設定時において,3-way SLIの効果は歴然だ。1920×1200ドットで対シングルカード構成と比べて約180%,2560×1600ドットで同220%というスコアを叩き出している。
続いてCall of Duty 4だが,ここでは,MASTERPIECE V1200MV3の3-way SLIがとくに素晴らしいスコアを示した(グラフ7,8)。標準設定の対シングルカード構成時比で,1920×1200ドット時に約240%,2560×1600では約260%。Call of Duty 4は,GPUコア内のStreaming Processor数がフレームレートを左右しがちなタイトルということもあって,3-way SLIが圧倒的に有利なのだが,見事にそのとおりのスコアが得られたというわけである。
なお,同タイトルは8x AAがサポートされていないため,今回は4xアンチエイリアシング&16x異方性フィルタリング(以下,4x AA&16x AF)でテストすることにしているが,4x AA&16x AFでも,その違いはご覧のとおりだ。
最後,グラフ9に示したのが,ラスト レムナントのテスト結果である。
本作が採用するゲームエンジン「Unreal Engine 3」は,アンチエイリアシングをサポートしていないため,スコアは標準設定のみとなるが,それでも,1920×1200ドットで180%,2560×1600ドットで230%といった具合。シングルカード構成に対する3-way SLIの優位性ははっきりと見て取れる。
PC用ディスプレイ市場は,2〜4万円程度で購入可能な,1920×1080ドット,あるいは1920×1200ドットといった高解像度対応製品が花盛りだが,これらを活用して,高解像度のゲーム環境を構築しようと思ったとき,シングルGPU最上位のGeForce GTX 285に,100%の信頼は与えられない。タイトルによって「快適だったり,そうでなかったり」というのは,ミドルクラスGPUなら許されるが,ハイエンドGPUに期待されるものを考えると,少々,厳しいと言わざるを得ないのだ。
それに対して,3-way SLI構成を採用したMASTERPIECE V1200MV3には,フルHDを超える超高解像度ゲーム環境を実現するに当たっての不安がない。ゲームを購入して,何も考えず最高のグラフィックス設定を行えば,そのままプレイできるからである。また,2560×1600ドットという,ゲーム機にはマネのできない解像度設定でも,ほとんどの場合において,MASTERPIECE V1200MV3は十分にプレイアブルなフレームレートを提供してくれる。
そしてもう一つ,見逃してはならないのが,この圧倒的な3D性能は,Windows 7世代の次世代ゲームタイトルに向けた“余力”となっていること。BTO標準構成価格43万9950円(税込)を,さすがに安価とまでは言えないものの,中途半端なスペックのPCを購入し,後から自己責任でパーツを買い換えていくよりは,明らかにスマートで,面倒がない。また,中長期的にハイエンド機として利用できるため,最終的なコストパフォーマンスの高さも期待できよう。
今すぐ最高のゲーム環境を手に入れることができ,しかも,将来に向けた安心感もある。長きに亘(わた)ってゲーマーの高い要求に応えられるオールラウンダーとして,パフォーマンス志向のゲーマーに,強くお勧めしたいマシンだ。
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