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公式最新版「GeForce Driver 182.08」公開。GTS 250正式対応&SLIプロファイル追加がトピック
対応OSはWindows XPおよび32/64bit版Windows Vista。対応製品はGeForce 6以降のデスクトップPC向け単体GPUおよびグラフィックス機能統合型チップセットで,いずれも「PhysX System Software 9.09.0203」が統合されている。
すぐに入手したい人は下に示したリンクを,ダウンロード方法を確認しながら進めたい人は,4Gamerの最新ドライバリンクページをそれぞれ利用してほしい。
→Windows XP用GeForce Driver 182.08(115MB)
→32bit版Windows Vista用GeForce Driver 182.08(111MB)
→64bit版Windows Vista用GeForce Driver 182.08(129MB)
→最新ドライバへのリンクページ
さて,北米時間2009年2月18日に公開された「GeForce Driver 182.06」から,半月程度でのアップデートとなった今回の182.08版ドライバだが,結論からいうと,全体的には小粒な印象だ。
トピックらしいトピックは,冒頭で述べたGeForce GTS 250の新規サポートと,いくつか最新タイトルに対応したNVIDIA SLI(以下,SLI)プロファイルが追加されたとリリースハイライトに記載されている点くらい。リリースノートに記載のあったバグフィックス内容は,今回,すべて和訳を試みているが,その数もわずか6である。
●GeForce Driver 182.08で解決した問題(Windows XP)
- GeForce 200シリーズおよびGeForce 9800 GTX搭載環境で,「Adobe Photoshop CS4」を実行してブラシサイズを変更すると,ブラシカーソルが正常に表示されない問題
- GeForce 9800 GTX搭載環境をデュアルディスプレイ接続していると,「Adobe Photoshop CS4」の描画速度が著しく低下する問題
●GeForce Driver 182.08で解決した問題(32bit版Windows Vista)
- GeForce 8600 GTのSLI構成時に,GeForce PhysXを有効にすると,NVIDIAの「Fluid」デモを実行できない問題
●GeForce Driver 182.08で解決した問題(64bit版Windows Vista)
- NVIDIAコントロールパネルから,カスタム解像度を設定できない問題
- GeForce 200シリーズ搭載環境をGateway製の30インチディスプレイ「XHD3000H」に接続し,ディスプレイ解像度を2560×1600ドットに設定していると,「Need for Speed: Undercover」および「Dead Space」を実行できない問題
- GeForce 200シリーズ搭載環境で,「Adobe Photoshop CS4」のOpenGL関連オプションがグレーアウトし,設定できない問題
もっとも,(4Gamer的には,対象となる読者がどれだけいるのか少々疑問ではあるが)「Adobe Photoshop CS4」がらみの問題修正と,64bit版Windows Vistaでカスタム解像度を設定できない問題が修正されたのは,相応に意義深い。総じて,GeForce GTS 250を購入する予定の人や,SLI環境を構築している人など,リリースハイライト&ノートの内容が当てはまる向けのアップデート,といったところになるだろうか。
もちろん,WHQL認証を取得した公式最新版GeForce Driverであるという事実も動かない。186.06版ドライバを使っていて不満がないなら,さすがに見送ってもかまわない気はするものの,ひとまずグラフィックスドライバは最新版にしておきたいということであれば,自己責任で導入する価値があるといえそうだ。
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GeForce GTS 200
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