「Rise of Nations」，ファンタジー要素を盛り込んだ最新作発表

　Microsoft Game Studiosは，歴史RTS"Rise of Nationsシリーズ"の最新作，「Rise of Nations：Rise of Legends」を発表した。
　本作は，2003年に発売され人気を呼んだ歴史RTS「Rise of Nations」（邦題 マイクロソフト ライズ オブ ネイション 〜民族の興亡〜）の続編となるもので，純然たる歴史ストラテジーだった前作とは異なり，科学技術を信奉する文明が2種類，そして魔法を使いこなす文明が2種類の合計4種類の文明が，その覇権を争うというファンタジー色の強いRTSへと大きく変貌し，グラフィックス面でも，まったく新しいエンジンによるフル3Dへと進化している。
　現在のところ分かっているのは，登場する四つの文明のうち一つが，"Vinci"と呼ばれる科学文明で，もう一つは"Alim"という魔法文明であるということだ。Vinciとは，あのレオナルド・ダ・ヴィンチからつけられたネーミングということで，ルネッサンス期の文明にスチームパンクが交じり合ったような独特の文明を築き上げており，ダ・ヴィンチがスケッチを残したヘリコプターに似せたユニットなどが登場するらしい。
　もう一つのAlimは，アラビアンナイトをモチーフにした，砂漠で発展した文明という設定で，機械的なユニットは持たないものの，ドラゴンやジニーといったファンタジー系のユニットが多数登場する。また各文明が必要とする資源は，お馴染みのGoldに加え，Timoniumという架空の資源が登場，この二つの資源をもとに都市を築き，国を発展させていくこととなる。
　開発は，前作同様Big Huge Gamesで，発売は2006年前半の予定。

　公式サイトはまだ公開されていないようだが，最新スクリーンショットが，開発元のサイトの「こちら」（スクリーンショット6点とコンセプトアート12点）とGameSpotの「こちら」（10点）で公開されている。（朝倉哲也）