違法コピー対策で「SPORE」の米Amazonコメント欄が炎上？

　北米で先日発売されたシミュレーションゲーム「SPORE」に施された違法コピー対策のため，アメリカの通販サイトAmazonの読者コメント欄が，“炎上”を思わせる騒ぎになっている。

　「SPORE」には，違法コピーなどへの対策として，SecuROMといわれるコピープロテクトが施されている。具体的には，ゲームのインストールや初回起動時にインターネットでの認証が必要なほか，再インストールが3回までしかできず，4回め以降のインストールにはElectronic Artsのカスタマーサポートへの連絡が必要になるといったものだ。

　これに不満を感じる人達が，アメリカAmazonの「SPORE」Windows版の読者レビュー欄に，大量のコメントを書き込んでいるのである。
　コメントには「50ドル近いお金を払ってもレンタルのようなもの」だとか，「正当に購入した人を疑っている」などといった不満が多く，2000近い総レビュー数のうち，最低ランクの“星一つ”のレビューが1800を越えているのだ。

　Electronic Artsは，2008年10月28日に北米地域で発売される予定の「Command & Conquer: Red Alert 3」も同様の対策を施すという。ただし強い不満に配慮してか，ユーザー認証がインストール時のみとなったり，再インストール回数が増えたりと，制限を緩めるようだ。