新武器に加え，ギルド紹介や観戦の機能などを5週連続で実装。「真・三國無双 Online 〜神将乱舞〜」大型アップデート「Revolution 6」の先行プレイレポート

　先日お伝えしたように，オンラインアクションゲーム「真・三國無双 Online 〜神将乱舞〜」（PC/PlayStation 3）の大型アップデート「Revolution 6」が，3月18日を皮切りに，4月15日までの5週にわたり，順次実装される予定だ。
　このアップデートでは，PlayStation 3版の発売で新規プレイヤーが増えたことを踏まえ，ギルドを中心としたコミュニティ機能の強化が図られているという。
　今回4Gamerでは，アップデート実施に先がけてその内容に触れる機会を得たので，紹介しよう。

ギルドのプロフィールが公開可能になり，勧誘/入会がより簡単に

　第1週（3月18日）に登場する新機能が，「ギルド勧誘設定」および「ギルド入会」である。前者は各ギルドのプロフィールを設定/公開し，ギルドへの参加希望者を募るための機能だ。ギルドのメンバー数や戦績などが表示されるほか，ギルドマスター/オフィサーは活動方針を示す「信条」や活動時間帯，および紹介文を任意に設定できる。
　そして後者は，プレイヤーが各ギルドのプロフィールを参照するための機能で，いずれかのギルドのギルドマスターに対し，ワンクリックで面会依頼を送信可能だ。

　いずれも，PS3版からの新規プレイヤーをはじめ，オンラインゲームにあまりなじみがないという人にも親切な設計になっている。というのも，これまでギルドへの勧誘は，ゲーム内チャットで呼びかけたり，外部の掲示板を利用したりといった方法で行われていたからだ。既存プレイヤーにとっても喜ばしい変更点だろう。

NPC「長史」または「令史」のメニューに「ギルド入会」「ギルド勧誘設定」が追加される。後者は，ギルドマスター/オフィサーのみ利用可能

ギルドリスト。今回はテストプレイなのでリストが空いているが，，実際の画面にはギルド名がズラリと並ぶことになる

プロフィールは簡単に設定できる。また，閲覧者がギルドにアプローチする方法もシンプルだ

　今回は，新武器として曹丕の「双刃剣」（ソウジンケン）が登場する（関連記事）。これは，二つの剣の持ち手を繋げたような形状の武器で，2本に分けて使うモーションもある。実際に使ってみたところ，手数の多いスピード感のある攻撃が繰り出せた。
　また究極強化の「加速」には，味方全員の移動速度を上昇させる効果がある。

　なお，新武器は計4種類用意されており，左慈の「呪符」（ジュフ）が4月15日，劉備の「尖剣」（センケン）が5月20日，姜維の「三尖槍」（サンセンソウ）が6月17日に入手可能となる予定だ。これらの新武器の詳細は，追って発表される。



　そのほか「記念服飾」として，異民族服飾の「逐鹿覇道袍」（チクロクハドウホウ）および「南国飛鳥衣」（ナンゴクヒチョウイ）が登場する。これらの作成には，ゲーム内で入手できる素材「南蛮布」（ナンバンフ）が必要だ。また錬成に関しては，二つの能力を併せ持つ消費アイテム「処方」が8種類追加予定となっている。

「南蛮布」。今回登場する「逐鹿覇道袍」「南国飛鳥衣」を作成するには，この南蛮布と，とある服飾を合成する必要がある

「極玄武茶」（ゴクゲンブチャ）。このほか，「斬神速符」（ザンシンソクフ），「炎神速符」（エンシンソクフ），「風神速符」（フウシンソクフ），「雷神速符」（ライシンソクフ），「氷神速符」（ヒョウシンソクフ），「極風雷符水」（ゴクフウライフスイ），「封斬石帯」（フウザンセキタイ）の処方が追加される

「逐鹿覇道袍」

「南国飛鳥衣」

無双武将に変身できる「覚醒玉」，動物副将「虎」，全員参加特務「君命」，「観戦者モード」を週ごとに実装

　第2週（3月25日）に実装される「覚醒玉」（カクセイギョク）は，戦闘中に無双武将に変身できる消費アイテムだ。入手条件は，「争奪」で敵の無双武将を撃破し勝利すること。誰か一人が無双武将を撃破すれば，勝利側のプレイヤー全員がその武将の覚醒玉を手に入れられる。したがって，現在のシナリオに登場するすべての無双武将に変身できる可能性があるというわけだ。

「覚醒玉」。これは趙雲に変身できるタイプだ

　覚醒玉を，アイテムと同じように直接装備し，戦闘中に究極強化を発動することで「無双覚醒」状態になる。制限時間は30秒で，そのあいだ，プレイヤーキャラの装備/武器やモーションが，該当する無双武将と同じものになるのだ。
　もちろん，アーマー状態なども再現されるが，攻撃や防御などのパラメータは変化しないといった，ゲームバランス上の配慮がなされているとのこと。
　戦闘中は，究極強化を発動すれば繰り返し無双覚醒状態になれるので，状況を見ながら利用しよう。



　第3週（4月1日）には，新たな動物副将「虎」が実装される。これまでの動物副将よりもサイズが大きいので，より迫力のある戦闘が楽しめる一方，街中で“/trick”コマンドを入力することで見られる，猫のように甘える仕草はかなり可愛らしい。豪快さと可愛らしさのギャップで，人気を獲得しそうだ。



　第4週（4月8日）に実装される新特務「君命」（クンメイ）は，一つの目標を達成すべく，所属勢力全員で協力し合うという内容だ。
　目標は，「一定期間内に，勢力の内政値を一定値に到達させる」というもので，内政値は，各プレイヤーがゲームの中でそれぞれの役割を果たすことで上昇していく。
　目標を達成できれば，一定期間，その勢力に所属する全プレイヤーの錬成成功率が上昇するなど，君主によって異なる特典が得られる仕組みだ。

　君命は当面，制限期間が2週間，特典を得られる期間が2週間といったスパンで実施される予定だが，目標達成の難度に応じて期間が調整される場合もあるという。
　また，勢力ごとに目標を変更することも可能となっており，これを利用して行うイベントも企画しているとのことだ。



　そして，最後の第5週（4月15日）には「観戦者モード」が実装される。これは，かねてプレイヤーのリクエストがとくに多かった機能で，文字どおり，ほかのプレイヤーが戦っている様子を観られるというものだ。
　このモードが利用できるのは「演習」のみで，敵味方4名ずつの最大8人による戦闘を観戦できる。

　観戦中は，自分のキャラは画面上に半透明に表示されるが，戦闘中のプレイヤーの画面には，観戦者のキャラは表示されない。
　また，観戦者は戦闘前に武器を選択でき，戦闘中も攻撃モーションを繰り出せる。とはいえ誰にもヒットしないので，実際の戦闘に影響を及ぼすことはない。

観戦しているプレイヤーのキャラクター名が，画面下部に表示されていることが分かる

　その一方，観戦者は，味方の戦闘参加者とチャットでメッセージをやりとり可能だ。したがって，マップ内を移動しつつ，ギルドメンバーに指示を与えたり，ビギナーに有利な立ち回り方を教えたりといったことが容易になる。
　もちろんこれまでも，街中でのチャットを用いた情報交換や，プレイムービーを使ってのレクチャーは行われてきたが，観戦者モードの登場によって全体的なプレイヤースキルが向上し，演習における戦術がさらにハイレベルなものになるかもしれない。

　なお現状では，観戦したい場合，演習の戦闘準備中に手続きをする必要があり，演習の途中からは観戦できない。また演習以外での観戦については，勢力ごとの作戦などが漏れてしまう可能性があることから，当面は実現させる予定はないとのことだ。



　ギルド勧誘/入会システムや，観戦者モードが追加される大型アップデート，Revolution 6の狙いの一つは，ビギナーとベテランプレイヤーとの交流をより活発なものにすることだ。上で述べたように，新登場となる君命も，ビギナーを含む幅広い層のプレイヤーが自分の勢力に貢献できる仕様となっている。
　PS3版はもちろん，PC版についても，これから新たにプレイを始めるにはピッタリの機会なので，興味のある人はぜひ一度お試しを。