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ゲーム音楽史上初の快挙。「Sid Meier\'s Civilization IV」のテーマソング「Baba Yetu」がグラミー賞を受賞
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印刷2011/02/15 14:27

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ゲーム音楽史上初の快挙。「Sid Meier's Civilization IV」のテーマソング「Baba Yetu」がグラミー賞を受賞

 「Sid Meier's Civilization IV」のオープニングテーマ「Baba Yetu」が,北米時間の2月13日に開催された第53回グラミー賞授賞式で「Best Instrumental Arrangement Accompanying Vocalists」部門で,見事受賞を果たした2010年12月7日に掲載したニュースでも述べたように,ゲームに使用された音楽が北米の音楽界で最も権威のあるグラミー賞にノミネートされたこと自体が初めてのことであり,受賞も当然史上初,業界史上に輝く快挙であるといえる。


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 受賞の模様はテレビ放映されていないのだが,主催者が公式ビデオをYouTubeで公開しているので,見ることができる。同部門にノミネートされていた楽曲の関係者として,ボビー・マクファーリンさんやハービー・ハンコックさんなどの著名な音楽家の名前が確認でき,重要な部門であったことをうかがわせる。
 Baba Yetuを作曲したChristopher Tin(クリストファー・ティン)さんは興奮した様子を隠しきれず,ゲーム音楽がグラミー賞を受賞したことについて,「今後,ゲーム音楽の地位がさらに向上していくことのきっかけになればいいと思う」と述べた。

 Baba Yetuは,2005年にリリースされたSid Meier's Civilization IVのテーマソングとして作られたものだが,世界中で公演が行われるゲーム音楽コンサート「Video Game Live」でしばしば歌われるほか,さまざまな楽団や合唱団の演目として採用されている。プレイヤーの中には,あの壮大な文明を思わせるサウンドが,「脳裏に焼き付いて離れない」という人も多いはずだ。
 Tinさんは2010年に初のアルバムとなる「Calling All Dawns」をリリースしており,この中にBaba Yetuが収録されていたことから,今回,改めてグラミー賞で評価されることになった。

画像集#003のサムネイル/ゲーム音楽史上初の快挙。「Sid Meier's Civilization IV」のテーマソング「Baba Yetu」がグラミー賞を受賞

 今回のグラミー賞では,「Best Pop Instrument Album」賞に,人気ロックバンド「B'z」のギタリストである松本孝弘さんが参加したアルバムが選ばれるなど,日本人の活躍が話題になっている。Baba Yetuのグラミー賞受賞はゲーム音楽に関わる人々,そして多くのゲーマーにとっても嬉しいニュースに違いない。Tinさんが話したように,今後,ゲーム音楽の地位がさらに向上していくことを希望したい。
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