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開発中といわれるValveのヘッドマウントディスプレイが,GDC 2013で公開される可能性あり
GDCの講演スケジュールによると,同社のプログラマーであるJoe Ludwig氏によって「Team Fortress 2をバーチャルリアリティに移植するうえで学んだこと」(What We Learned Porting Team Fortress 2 to Virtual Reality)と題された講演が行なわれる予定になっており,講演の概要には「Team Fortress 2」のバーチャルリアリティをゴーグル型ディスプレイで実現しようとした際に起きた問題の解決法などが述べられるとある。つまりその講演で,同社のヘッドマウントディスプレイが紹介されるのではないかというわけだ。
2012年5月7日に掲載した連載記事 「奥谷海人のAccess Accepted」の第343回「Valveがウェアラブル・コンピューターを開発中」でもお伝えしたように,同社がバーチャルリアリティを体験できるハードウェアを試作しているのは良く知られている。
さらに「The New York Times」が2012年9月に掲載したValve関連の記事には,プログラマーの一人,Gordon Stoll氏がカメラ付きのヘッドマウントディスプレイを着用している写真が載せられている。そのヘッドマウントディスプレイに,軍事用機器の開発で知られるNVISのロゴが確認できることから,両社が共同開発しているのではないかとも言われている。
もちろん,「既存のヘッドマウントディスプレイに移植してみました」という話である可能性も十分にあるが,聞き逃せない講演であるのは間違いないだろう。
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