[E3 2003#011]乗客にもなれるトレインシム「Train Simulator 2」発表 | - 05/15 21:30 |
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Microsoft社は,トレインシミュレータの最新作「Microsoft Train Simulator 2」(以下,TS2)をE3にて発表した。 TS2の特徴は,なんといっても本作のために新しく作られたグラフィックスエンジンだろう。車両1台あたり2万2000ポリゴンを使っている(前作の約3倍),現実に合わせて刻々と変化する天候など,グラフィックスは大きく進化を遂げている。 地形がより実物に近くなったのも注目すべきポイントだ。本作の作成のためにヘリコプターを飛ばしデータを集めたというだけあり,現地を知る人にとっても十分に納得のいく地平線が描かれるということだ。 そして多くのプレイヤーにとって興味深い情報だと思うのだが,TS2では,駅で乗り降りする乗客,街ゆく車,山道を走り抜ける動物などが描かれている。列車内の視点に切り替えると,思い思いのポーズを取った乗客達を眺めることができるのだ。また今回は作成中とのことで実際のシーンを見ることはできなかったが,プレイヤーが乗客となり,列車の旅を楽しむなんてこともできるようだ。 また新しく,日本の西部秩父線など五つの路線が追加されている。登場する車両も14タイプ100種以上となり,データ的にもかなり充実したといえるだろう。しかも製品リリース後には,ネット上での新Trainの配布も行われる予定。 なおMicrosoft社の発表では,TS2は米国で2003年秋に発売予定とのことだが,開発スタッフの二人に別々に話を聞いたところ,二人とも答えは「クリスマスまでには……」。日本での発売は未定だが,ちょっと年内はきびしそうな気配。気長に待っていよう(Iwahama) (C)2003 Microsoft Corporation. All rights reserved. Terms of Use. ※どの画像も横幅が2000ドット前後と非常にサイズが大きかったため,すべて横幅1024ドットに統一して掲載しています。ご了承ください |