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シップシミュレータ エクストリームズ（日本語マニュアル付き英語版）
このゲームの読者の評価
65
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船舶の魅力 65 - 投稿者：JJJ10（男性/30代）
- 投稿日：2011/02/10
- 良い点
- 車、列車、飛行機を操作できるゲームは世の中に溢れているが、その中でもありそうでなかったリアル志向の操船シミュレーター。レジャーボートや水上タクシーといった小型船から果ては超大型貨物船やタンカーまで何でも動かせてしまう。それでいて操作は簡単と船に詳しくなくても遊べる手軽さがある。
また芸も細かく、航行灯も用途に合わせて切りかえられたり、ダメージ設定を有りにして沈没しかけている時に救命艇で脱出し、救命艇のまま航海を続けるといった事までできてしまう。
港に行った時、桟橋に繋がれた小型船舶や通り過ぎていく客船を一度でいいから動かしてみたいと思った人にはお勧めできる。 - 悪い点
- リアル志向ではあるものの「新規に遊ぶユーザーにも優しい設計」をコンセプトに据えているため、前作に比べると操縦系統におけるリアリズムは多少削られてしまっている（ゲーム中でのエンジンのオン／オフ等）。前作から引き続き出ている船舶も一部機能がなくなっていたりもするため、ゲームというよりも環境ソフト的な側面が強いこの作品としてはあまり嬉しくはないものである。
また何よりも残念なのは、今作は政治的なメッセージ色がかなり強くなっている点にある。グリーンピースの一員となって行う「環境保全活動」は名前こそ出ないものの日本の調査捕鯨を「敵」とみなし、それに対して妨害行為を働くミッションがあるため海外ユーザーとオンラインで遊ぶ際はあまりいい思いをしない可能性もある。その点だけは十分注意したい。 - 総評
- スピードの速いボートを操作する時は別として基本的には速度も遅く、舵を切ってもすぐには船が曲がらない、また場合によっては何もない大海原をBGMも無しにひたすら航行するゲームであるため、派手なアクションやスリルを求める人に確実に向かない作品であるのは間違いない。逆に言えばのんびりと操舵室に立って、変わりゆく天気や海を眺めて癒されるのには絶好のゲームである。
ありがちなブラックユーモア等ではなく、ストレートに政治的に偏った立場を打ち出しているのは大きなマイナスポイントである。だがそこにさえ目を瞑れれば、前作を遊んだユーザーもそうでないユーザーも「船好き」として十分楽しめる作品ではないかと思う。 - プレイ時間
- 40〜60時間
グラフィックス サウンド 快適さ/運営 熱中度/ストーリー ボリューム 4 3 2 3 4
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